ノチドメ

昔から存在は知っていたが、ここに来て、以下の植物の名前を調べてみた。

調べてみたところ、ノチドメが妥当であろうと思った。

似た種にチドメグサやオオチドメがあるが、その2種は葉の切れ込みが本種よりも目立たないようである。

ちなみに、近隣で、このノチドメを見かける場所は、いつも湿った場所である。

オオブタクサ (クワモドキ)

この外来植物を見た事があるかは別にして、その名前は、花粉症の原因植物として知っている人が多いはずである。

近隣近所でも、実際所々に生えている。

そして、ここがポイントだが、かなり土中の湿度が高い場所にしか生育していない気がする。例えば、時々水に浸かる小川の土手とか、用水路の中の土溜まりとかである。大きな河川の河川敷では、結構な大群落を形成しているのも見た事がある。

ただ、1年草という事もあり、近隣近所では、それほど蔓延っている印象は受けない。

しかし、まさに3メートルぐらいの高さにまで成長する個体が多く、圧倒感があり、里山の統一感的には、あまり好きじゃない。

一応、日本での初確認は、1952年と言われている。生態系被害防止対策種としての位置付けは、重点対策種のランクになる。緊急対策種や特定外来生物には指定されていない(昔は知らない)が、近所での拡がりを見ると、頷ける気はする。

ただ、水路で魚取り等をする際には、ザラザラした葉が痛いし、茎が太くて大きくて邪魔でしょうがない。

同じような外来植物で近所の至る所に蔓延っているセイタカアワダチソウ(重点対策種)とは違って、本種は一年草という事で、徹底的な根の駆除が必要無さそうなので、かなり湿った場所にしか生えていない事実も考え合わせると、一本一本抜きとっていけば、結構減らせそうな気はする。もちろん、休眠している種との格闘も始まるだろうが……。

しかし、いかんせん、生態系被害防止対策種について、しっかりした知識を持っている市民や指導者達等居ないのが現実である。

自分は全然ヘッチャラであるが、花粉症の原因になっているとの入りだと、もっと市民も注目するのであろうか。

マルバアメリカアサガオ

この外来アサガオは、近隣でごくたまに見かける。同じような外来アサガオであるホシアサガオやマメアサガオと比較すると、近隣での生息数はグッと少ない印象がある。

アメリカアサガオの葉に切れ込みがなく丸いタイプが、日本ではマルバアメリカアサガオと呼ばれている。

このアメリカアサガオの仲間も、ホシアサガオマメアサガオも、生態系被害防止対策種の重点対策種に、セイヨウノアサガオの類という括りで選定されている。

これは、既に駆除なりの対策を打ち始めておいた方が良い種なのは、間違い無いかなと予想する。このセイヨウノアサガオの類が、どんな在来種と交雑する危険性を持っているかは、私は知識は持っていないが、こうした外来植物は、新天地で天敵となる生物が生まれるまでに時間がかかる為に、想像以上に増えていく可能性はある。

ただ、実際のところ、こうした外来生物の定着や増加を誰も気にしていないのが現状であろう。このセイヨウノアサガオの類は、生態系被害防止対策種の重点対策種である。それよりランクが高いものには、緊急対策種や緊急対策種でも法的処罰もある特定外来生物にも指定されている種があるが、それらでさへ、防除の意識がある人や自治体は少ない。

一応、ユニセフの提唱する陸の豊かさを守ろうという15番目のSDGsの中に、

15-8 2020年までに外来種の侵入を防止するとともに、これらの種による陸域・海洋生態系への影響を大幅に減少させるための対策を導入し、さらに優先種の駆除または根絶を行う。

15-9 2020年までに生態系と生物多様性の価値を、国や地方の計画策定、開発プロセス及び貧困削減のための戦略及び会計に組み込む。

という項目があるが、まだまだ机上の空論に終わっている感がある。

大丈夫かなぁ……人類。