ノヂシャ Valerianella locusta

この植物は、1年前ぐらいから気になっていたのだが、名前が分からないでいた。

とにかく、細い茎が二股に分かれて成長してゆくのが特徴だと感じていたが、やっと名前が分かった。ノヂシャというらしい。

あくまでも個人的な見立てで述べると、カンカン照りの日向というよりは、日照時間が少し限定されるような建物の近くとか大木の近くとかに生えている気がする。

これまた帰化植物であり、原産はヨーロッパで、渡来は明治時代の初めと考えられている。

ちなみに、チシャというのは中国名でレタスのことらしい。実際に英語で書かれたウキペディアを読んだところ、レタスより3倍のビタミンCが含まれており、他にもビタミンB6に鉄分にカリウムにベータカロチン等が含まれているとの事である。

欧米では、若葉が食用として利用されているという事であり、こうなったら、私も味見してみるしかないなという気になって来ている。

花が咲く前が良いと書いてあったが、果たして、花が咲く前に、この植物を見分けられるかなとも不安が残る。

タツナミソウ Scutellaria indica

我家の庭の紅葉の古木の株元で、毎年ひっそりと咲いている植物である。

名前は、タツナミソウ。葛飾北斎が描く浮世絵の中の波頭を連想させるような花姿から命名されているとのことである。

この植物は、暖かい地方の植物であり、本州以南が生息域のようである。国外も、寒くないアジア地域には生息しているとの事である。

ちなみに、我家の庭には元々生えていたが、近隣の自然下で見たことは、今のところない。なぜ、我家のモミジの古木の株元に生えているのか、気になるところである。

ムラサキツメクサ

近隣の田園地帯を歩いていると小川沿いの土手道とかで、よく見かける。

名前は、ムラサキツメクサ。別名アカツメクサ。

ヨーロッパ原産で、日本には明治時代に入って来たと言われている。原産地でも地方によって種類があり、日本にも、色々な亜種が入って来ているものと思われる。

このムラサキツメクサは、近縁種のシロツメクサと比べると、背丈が高くなるようである。自分が見かけるムラサキツメクサ達は、高いと60センチぐらいの背丈になっていることがよくある。

種名に付くツメクサの意味は、昔、発送時の緩衝材として、このツメクサの類を詰めたところから来ているらしい。