ケショウハツ?

最近、近隣の雑木林で、このキノコが群生している場所を見かけた。

大きさは、大きいもので傘の直径で8センチぐらいあるのではないだろうか。

傘も肉厚で、柄をポキッと折ってみたところ、柄も実が詰まって(実際は詰まっていなかった)いて、とても美味しいそうな雰囲気のキノコである。

ケショウハツの名の由来は、傘の表面に薄らと化粧を施しているような色合いから来ているものと思われる。

私の第一印象は、白桃のような色合いのキノコだなという印象であった。

独特な匂いがするキノコということで、その匂いがカブトムシの匂いと同じということである。今度、その場所を訪れた時に、しっかりと匂いチェックしてみようと思う。そして、本当にカブトムシの匂いがしたなら、紛らわしいキノコと間違える事なく、確実にケショウハツという事になるであろう。

さて、食してみるか否か……検討中である。というのは、ネット上で、上手くも不味くもないという投稿を目にしたからである。

来年、気が向いたら、味見してみようかな。

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後日追記

そのカブトムシの匂いを確かめようと、再度その場所を訪れた。

手にとって匂いを嗅ぐが、私にはカブトムシの匂いは感じられない。ひたすらに、シメジ系のキノコの良い香りが濃厚にする。

本当に、ケショウハツなのか不安になってきた。

フクロツチガキ?

最近、近隣の雑木林の落ち葉の上に、このキノコの仲間を時々見かける。

大きさは、真ん中の球みたいなところの直径が2センチぐらいで、全体の径が4センチぐらいではなかろうか。

最初からキノコの仲間だとは分かるが、エッて思うのは、このキノコを手にした瞬間である。地面と繋がってないのである。簡単にひっくり返せるのである。

この時点で、もしかしてキノコの仲間ではなく、何かしらのドングリの傘の部分が反り返ったものかとか、何かの花の残骸が落ちているのかと疑ってしまうことになる。

ツチガキという名前の由来も、果実の柿の大きな萼の真ん中に実が成長し始めている姿と似ているところから来ているのだと思う。

ただ、このフクロツチガキ……キノコの仲間であるのは確かである。

地面と繋がっていないと先ほど書いたが、実際のところは、物凄い細い線が地面と繋がっており、地面からの養分を吸収しているとのことである。

ナラタケモドキ

近隣のとある雑木林で、今頃の季節に雨が続くと必ず出てくるキノコがある。

 

写真の右の方に出始めが写っているが、未だ成長し始めの初期段階である。そして、なんだか美味しそうな見た目のキノコである。

続いて、もう少し大きく成長した個体群を以下に。

どちらも、地面から生えているように見えるが、もぎろうとすると分かるのだが、地面に埋まった太目の枯れ木(根じゃないと思う)から発生している。

基本は、コナラ等の樹勢の弱まった木の幹や切り株から生えてくる。切り株から生えている写真を以下に。

そして、湿度があるうちに、大きく育つと以下のようになる。

しかし、そのうち湿度がなくなり、乾燥した天気になると、黒く縮んでしまう。

種名は、ナラタケモドキだと思う。

美味しさはと言うと、過去に10年近く前に、ごそっと持ち帰り、汁物にでもしてみようと思い、食した事があるのだが……美味しい印象は無かった。あくまでも、当時の記憶だが、出汁は出ないし、茎が中空で味の無いキノコの印象がある。もう一度、食べたいとは思わなかった。

ちなみに、春に近隣で見かけるアミガサダケも、私にはおいしいとは感じられない。アミガサだけの食感も、未だ魅力を感じられない。自然下に生えているキノコを次から次に試食しているわけでは無いが、なかなかヒットキノコに出くわさない。

自然下に生えてきたキノコでは無いが、クワガタの幼虫飼育のために購入した菌糸瓶から生えてきたヒラタケの仲間は、本当に美味しかった!旨味も風味も、キノコってヤバいぐらい美味しいと思ったものだった。