スナゴケ? Rhacomitrium canescens (Timm ex Hedw.) Brid.

最近、少し盆栽というものに関心があり、若く細い苗木を引き立てる為に、苔を張って主役から目を外らせるかと目論み、近隣で、容易く手に入る苔を探し始めた。

直ぐに、目に飛び込んで来たコケの一つが以下のコケだった。

何という苔なんだろうと調べたところ、スナゴケという苔なのではないであろうかと思っているのだが………。

このスナゴケは、日照や乾燥にも強く、育てやすい苔として人気があるとの情報も読んだ。

また、土が無くても育つので、コンクリートの屋上緑化に使われていたりするらしい。確かに、このコケの写真を撮った場所も、土の上と言うよりは、アスファルトの上と言った方が良い場所だった。

ちなみに、この写真で見て取れるこのコケの星のような形状は、接写した写真ではハッキリと見て取れるが、肉眼では、なんとなく見えるぐらいである。

さて、このコケの生息分布は、日本には亜種含めて生えていて、海外は主に、北半球の亜寒帯や寒帯と言えるような地域に生えているようである。

オオバノトンボソウ Platanthera minor (Miq.) Rchb.f.

近隣の雑木林で、本年6月21日に写真に撮っていた植物だが、種名が分かったので、投稿してみる。

なんとなくランの仲間なんだろうなとの予測は付いたが、ラン科ツレサギソウ属のオオバノトンボソウという植物だと分かった。

上の写真のステージは、蕾の状態であるが、時期が進めば、もう少し花開くようである。

同じ雑木林内では、ラン科のキンランやギンランは、よく見かけるが、この植物の存在に気が付いたのは、今回が初めてである。

さて、このオオバノトンボソウの生息分布は、国内は、本州から九州まで。海外の生息分布は、台湾、韓国、珍しく中国の一部ではなく全土からの報告が上がっているようである。

ツボスミレ(ニョイスミレ)Viola verecunda A.Gray

最近、近隣で見かけて写真に撮っていた植物である。

直ぐにスミレの一種である事は分かった。

花は小さめだが、葉は大きく、花茎が長く立ち上がり、草丈自体も結構大きく、背が高いのは草丈25センチぐらいあると思う。

それにしても、スミレって種分化が激しいなと思いながら調べる事、10分。

おそらく、ツボスミレであろうとの結論に至った。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州まで。海外の方は、韓国に多いようで、それ以外も、朝鮮半島全域や、中国の東部や東南部にも広く分布していることが分かった。

近隣の自然下にも、幾つかのスミレが自生しているが、このスミレに出会ったのは初めての気がする。