ソトモンツトガ 成虫 Miyakea expansa (Butler, 1881)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

一眼見た時に、直感的に、見た記憶はない種と思い、飛び去られないように慎重に近づき、写真に撮った。

見たことがないと思っていても、過去の投稿を確認してみた時に、案外、忘れてしまっていただけで、投稿済みの種のケースも出てくるのだが、今回は、本当に初めて出会う蛾であった。

さて、その蛾は以下の蛾である。

大きさは、前翅長12ミリぐらいあって、決して凄い小さな蛾の部類ではない。

種名はと言うと、ソトモンツトガだと思う。ニセソトモンツトガという種も存在するような情報もあったが、ソトモンツトガ自体が、それほど多くの情報がある蛾ではなく、ニセソトモンツトガになると、殆ど情報は皆無であったので、私は、上の写真の個体をソトモンツトガとして投稿したい。

ソトモンツトガの生息分布は、国内は、本州から対馬含む九州まで。海外は、韓国からの報告はあるようである。

ネット上でも、違う人達からの何種類もの画像がヒットしてくるわけではない事からも、結構レアな種だと思いたい。そのように言及している方もいた。

当然、幼虫の食草も突き止められていないようである。そんな比較的珍しい種に、自宅の外灯下で出会えたのは、幸運だったかもしれない。

ケブカチビナミシャク? 成虫 Gymnoscelis esakii (Inoue, 1955)

数日前に我家の外灯下に来ていた小さな蛾のひとつである。

既知種と思い、正確な大きさを記憶に留めなかったのだが、前翅長8ミリぐらいの蛾であると言われれば、確かにそれぐらいだったと思う。

幼虫の食草として知られている植物に、キンポウゲ科のセンニンソウの蕾やウコギ科のタラノキの花なんかが知られているようである。

生息分布の方は、国内は、本州から九州を経て、沖縄本島にもいるようである。海外は、朝鮮半島にはいるようである。

また、ちょうど今時分の5月から7月ぐらいの間と、晩秋の11月12月に見られる蛾のようである。

最後に、自分の過去の投稿を確認したところ、3年前の5月11日に投稿済みである事を確認したが、その時の投稿に使っている写真が明らかにケブカチビナミシャクでないことも確認した。近々、直しておこうと思う。

ちなみに、ケブカチビナミシャクのケブカの意味をネット上の説明を元に検証してみるのだが、イマイチまだピンと来てはいない。

フタテンオエダシャク 成虫 Chiasmia defixaria (Walker, 1861) 2nd

約1週間前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、開張で3センチ弱ぐらいだったと思う。

種名は、フタテンオエダシャク。

4年前の6月10日に投稿済みの種と確認したが、4年経っているし、4年前に使った写真よりは、今回の方が少し良い気がするので、再投稿してみた。

幼虫の食草は、ずばりネムノキ。ただ、ネムノキのなさそうな北海道からの生息報告もあるので、ネムノキ以外のマメ科の植物も食べれるんだと考える。

生息分布の方は、国内は、北海道から対馬含む九州まで。屋久島やトカラ列島からの報告もあるようである。海外の生息分布は、韓国や台湾からの報告が上がっているようである。

触角が糸棒状なのが雌で、雄の触角は、微毛状になっているとの情報もあった。これから考えると、上の写真の個体は、雌なのかなとも思いたい。