最近、この蛾の幼虫が目の前に見えない糸を垂らして落ちて来たことがあった。
すかさず捕まえて写真に撮った。
シャクガの幼虫である事は分かるが、調べたところ、ヒメノコメエダシャクという晩秋に現れる蛾の幼虫と分かった。
ちなみに、この幼虫が落ちてきた木は、梅かアンズであるのは間違いない。
直ぐに、ヒメノコメエダシャクの成虫の姿を調べてみて、今まで一度も見たことない蛾である事を確認した。過去に晩秋の寒さの中で、この蛾に出会っていたとしたら、忘れはしないと思う。
さて、このヒメノコメエダシャクのライフサイクルが気になり始めた。今から晩秋まで、どういう形態で過ごすのであろう。真夏の炎天下の中を蛹で過ごしそうな気がするが、この蛾の生息域には、国外ではシベリアという記載も目にした。
ちょっと、今後のお楽しみだが、寒いところにも生息している蛾と、成虫の発生時期の因果関係がないか気になり始めた。その辺りも意識しながら、今後は、蛾達を眺めてみようと思う。