今年になって、この小さなカタツムリを見つけれるようになった。
大きさは、殻径、殻高共に6ミリ以下のことが多い。
この小さなカタツムリは、桑の木の葉裏にいた。近隣の小さなカタツムリは、殻高がないものが殆どなので、この殻高は珍しいなというのが率直な感想だった。
そして、「やったー、ニッポンマイマイの幼体を見つけた?」みたいに最初思いそうになったが、段々と、木の少し高い所の葉裏に、果たしてニッポンマイマイがいるかなという疑問の視点も生まれ始めていた。
同時に、このサイズが、このカタツムリのマックスサイズではないかとの正解への路線も頭の片隅に芽生えて来ていた。
最近手に入れたカタツムリハンドブックを参照すると、エンスイマイマイという種が浮上して来た。
さて、このカタツムリの存在に、今まで気が付けなかった理由は、このカタツムリが葉裏にいるということである。桑の木の葉裏にいる事を知ってからは、あちこちで、桑の葉裏をチェックするようになったが、かなり高確率で出会えるカタツムリだと知った。もちろん、桑の木以外にも、高確率ではないが、いたりはする。
さて、このエンスイマイマイと呼びたいカタツムリは、関東地方のカタツムリだと言われている。近隣の色々な場所のこのカタツムリを見ていても、あまり個体変異を感じさせないカタツムリの気もする。