このカタツムリとの出会いと付き合いは、昨年の中ほどぐらいからだと思う。
仕事先の空き地で、偶然ひっくり返した古びた角材の下に付いていた。直ぐ近く(1メートル内外)に、朽ち始めた木の机も無造作に放置されているのだが、その腐り始めてる脚の下にも潜んでいる。
上の個体は、写真だと分かりづらいが、3,5ミリぐらい。このカタツムリを、時々観察している感想として、この3,5ミリが、このカタツムリのマックスの成長サイズの気がする。
以下に、外に放置された木の机の脚に付いているこの小さなカタツムリの写真もアップしてみる。
これは、まだ子供である。
さて、このとても小さなカタツムリを、コハクガイ?とタイトルを付けたが、本当にコハクガイなのかは疑わしい。
所謂、コハクガイというのは、チャコウラナメクジと同様に、米軍の物資に混じって1960年代に日本に入ってきた外来種という事だが、他の方々の写真だと、もっと飴色の薄皮の殻を持ってる印象である。ただ、朽木を住処にしているというのは、ピッタリである。
このカタツムリも、まさに朽木を住処にしている。生息場所の直ぐ周りには石片やコンクリート辺や金属片も有るのだが、それらの下には居ない。木の下にいる。しかも、製材された木が朽ち始めたものに住んでいる。
自分の記憶だと8年ぐらい前に、それらの木材はそこに放置された記憶がなんとなくある。間違いなく机は、室内で使われていたものなので、その外に放置されて腐り始めてから、このカタツムリの住処になったはずである。
では、このカタツムリの特徴を以下に列挙して行く。
✴️最大成長殻幅……3,5ミリぐらい。
✴️幼体の紋様は成体の色合いより薄めというぐらいで殆ど認識出来ないが、成体の紋様は、どれも比較的似ている。
✴️殻は、石のように固め。ざらつき感有り。横から見ると、殆ど尖りがなく平たい。
✴️冬場に姿を消すカタツムリも多いが、オールシーズン見れる。
✴️常に、オールシーズン子供が誕生している。
✴️製材された木材の朽木が大好き。
以下は、飼育してみての感想。
✴️室内温度5度ぐらいの部屋では、活動しながら全然越冬。
✴️多産ではないが、頻繁に産卵している模様。体の割りに、卵は大きめ?
✴️人参やキュウリも食べるが、湿った木が大好き。
ざっと上のような感じかなと思うのだが、とにかくその場所で進化しているとても小さなカタツムリである。
そして、少し離れた場所の同じような朽ちた木材をひっくり返しても見当たらない。生息範囲は狭く、拡がらない。先日、たまたま、50メートルぐらい離れた場所の綺麗目の木板をひっくり返した際に、似たような平べったい単色のとても小さなカタツムリがいたが、その後見つけてないので、比較は出来ていない。
最後に、飼育中のこのとても小さなカタツムリの写真をアップして、この投稿を締めくくることにする。
かなり湿った環境を与えているが、とにかく元気で死なない。塩粒ぐらいの子供も常に生まれてる………それらが、ちゃんと成体になっているかの確認は出来ていない。
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追記。