オランダミミナグサ

先週の日曜日、子供達と一緒に庭の草取り。そんな際中に、よく見慣れた雑草の写真を一枚撮っていた。

名前は、オランダミミナグサ。ヨーロッパ原産の外来種で、日本には、1910年代だから大正時代に入ってきたようである。現在では、ほぼ世界中に広まっている模様。

さて、毎年この秋に生まれ夏には死ぬ外来の雑草と付き合っていての印象というと、よく書かれている粘り気って、何処に有るのかなと思う。毎年、かなりの数を素手で抜いたりするが、粘り気を感じた記憶が無い。

また、この雑草で気になるのは、上の写真でも分かるように地表を這う根に凄い小さいメッシュ状の菌糸みたいのが発生しているケースによく出くわすのである。これが根っこの一部なのか、根と共生している菌なのか分からない。

ただかなりの確率で植物の成長で地表が隠れた部分とかには、この菌糸のようなものが蔓延っている気がする。アレロパシーの一種のような気もするし、この地表を覆うメッシュが、この植物の必要とするだけの地表湿度の維持に関与しているようにも思われる。

そして、乾いたところならともかく、この菌糸みたいのが蔓延る場所では、このオランダミミナグサを気持ち良く根から引き抜くのは不可能である。茎の下部が脆く、そこからちぎれてしまうのである。その後、再び、上部が再生してきているかは未確認だが……

最後に、このオランダミミナグサのミミナグサの部分は漢字で書くと耳菜草となるらしく、ネズミの耳に見えるからとか紹介している記事も沢山ある。因みに、私には、耳よりは舌(ベロ)に見える。

スイバ

本日の昼休み時に、少し時間があったので、散歩がてらに道端の植物を注意深く観察しながら歩いてみた。

本日のテーマは、スイバとギシギシの違いを見分けれるようになる事であった。

そして、30分ぐらいの散歩で、ギシギシと思える植物に無数に出くわした。そんな散歩中に、少し遠目に鮮やかな赤色が目立つ植物があったので、近寄って写真に撮ってみた。

以下が、その写真。

なんとなくスイバって、これじゃないのかなとの予感はしたのだが、普通なら、この後、別の場所で、撮った写真の照合が始まる。

しかし、今日は、私にしては冴えがあって、現場でこのスイバと思われる葉の先端を少しだけちぎり、口に入れて噛んでみようとの発想が生まれたのだった。

では、味は?…………酸っぱい……。レモンのような顔をしかめるような酸味では無いが、未体験の刺のない酸味をハッキリと感じる。

おそらくこのロゼットの植物は、スイバで合っているんだと思う。ただ、ギシギシ100株に対して、スイバ1株ぐらいの比率で圧倒的にギシギシが優占種になっている。

そして、この上の植物がギシギシではない事を証明するためにも、同じサイズの小さめのギシギシを捜してみた。

以下が同じサイズのギシギシの写真。

ギシギシとスイバを見比べると、明らかにスイバの葉の方が表面がツルツルしていて、葉の端の波打ち感が少ない。そして、スイバの方が、葉脈の赤みが全然強い。ギシギシの方は、葉脈が赤くなっているのは皆無に近く、せいぜい黄白色である。

因みに、ギシギシの葉をちぎって味わってみたのだが、全然酸味は感じない。それと、小片を食べるだけだと、決して不味くない。小さい葉っぱは、ベイビーリーフで行けるんじゃないかなとも思ってしまう。ただ、大きい葉っぱは、繊維感が口に残るし、軽いエグ味も感じる。

本日は、私的にはスイバとギシギシの区別が付くようになった記念すべき1日となった。

ダイコンハムシ

黒い色系のハムシの投稿が続いているが、ひとつ前の投稿のヨモギハムシを撮影した日に、確か少し小さめの黒いハムシの写真を撮っていたのを思い出した。

という事で、更なる黒いハムシの投稿である。

撮影年月日も撮影場所も、一つ前の投稿と同じ、昨年10月14日、家から車で5、6分の辺りである。

このハムシの印象を思い出すと、とても小さかったのと、写真から分かるように、アブラナ科の菜の花の一種の葉っぱを齧っている気がする。

こうなってくると、体長4ミリ前後の小さめのハムシであるダイコンハムシの可能性が浮上してくる。ダイコンハムシの特徴としては、上翅に縦に篆刻が並んでるとの事であるが、この写真だと全然分からない。次回、アブラナ科の植物に付く同じ小さな甲虫を見つけたら、その辺りの細部も確認出来るような写真を撮ってみようと思う。

取り敢えず、今の私の知識では、上のとても小さな甲虫は、ダイコンハムシという事にしておく。

因みに、ダイコン始めアブラナ科の野菜を育てている農家さん達からはマークされている昆虫のようである。