マルシラホシカメムシ 幼虫

種が特定出来ていない昆虫を未特定昆虫というアルバムに収めているのだが、投稿出来そうな昆虫を見つけたので、投稿してみることにする。投稿が遅れた理由のひとつには、毛穴がバッチリ写っている私の腕の写真をアップするのにも躊躇いがあった。勇気を持ってアップしてみる。

撮影年月日は、昨年の6月16日。撮影場所は自宅の庭。

名前は、マルシラホシカメムシではないかと思われる。但し、まだ幼虫のステージであると思われる。

このマルシラホシカメムシが食草としているのはイネ科の植物との事である。現時点では、幼虫も成虫も共にイネ科の植物に寄生するのかは分からないが、私の家でも、近隣でもそんなに出会わないカメムシの部類に入るのではと思う。

似た種類にキク科の植物に寄生するムラサキシラホシカメムシがいるが、今の時点では、上の写真のものはマルシラホシカメムシということにしておく。理由は、上の写真でも見られる前胸部下側の左右の白い部分のある幼虫をマルシラホシカメムシの幼虫として画像アップしている他の方の投稿を参考にしている。同時に、もうちょっとマルシラホシカメムシの幼虫としての根拠をネット上で捜している現状でもある。

ただ、正式な種が正確に判明したと確信できた時には、もちろん、正確な名前に変更しようと思う。

サトジガバチ

種を断定出来ていなかった昆虫を集めたアルバムを見返していたら、投稿出来そうなものがあったので、投稿してみる事にする。

撮影年月日は、昨年の7月22日となっている。撮影場所は、我家の庭。

名前はサトジガバチだと思う。元来は、ジガバチという名で呼ばれていたらしい。そして、ある時点でサトジガバチとヤマジガバチに分かれたのだが、前胸背板の天刻がシワ状になっているのがサトジガバチで、シワ状になっていないのがヤマジカバチとの事である。

一応、上のの写真のものは、前胸背部の下側にシワがあるように見えはする。

さて、このジガバチは、狩り蜂であり、蛾の幼虫をその糞を頼りに探し出し、毒針を刺して一時的に麻痺させて捕まえて、幼虫の餌用に巣穴に持ち帰る習性を持っている。

今のところ、このジガバチが、地中に掘った穴に入っていく姿は見た事が無いので、私の家の敷地内外の何処に巣穴が有るか見当が付いていない。ただ、この理由は、サトジガバチが、巣穴に蛾の幼虫を持ち入れるのは一回きりで、幼虫を引きずり入れたら、1匹だけ中に居る幼虫(卵?)を残し、巣穴を閉じてしまうため、頻繁に巣穴を訪れる事がないことも関係していると思われる。

ジガバチの名前の由来は、巣穴作りをしている際に出している音に由来しているらしい。そのジガジガ(似我似我)という音を似我似我(我に似よ、我に似よ)という念仏に掛け合わせ、数日すると巣穴から、蛾の幼虫が蜂に姿を変えて出て来る光景を見て、昔の人がジガジガという音と似我似我という言葉を掛けていたところに、古き時代の人達の遊び心というかユーモアのセンスを感じ、同じ日本人として安堵と共感を覚える。

ヤチガガンボ

種類未特定であった昆虫の写真を見返していたら、投稿出来そうなものがあったので、投稿してみる事にする。

撮影年月日は、昨年の5月25日。撮影場所は自宅。

正直、大きさを思い出せないのだが、色合い的にはキバラガガンボ、紋様的には、マダラガガンボなんかも候補であったが、キバラガガンボは、かなり大きいガガンボであり、マダラガガンボの色合いは黒×灰みたいな色合いである。

よって、安易にヤチガガンボという似た種に断定したが、我家の周りに無数のヤチ(谷地)が存在しているのも種の断定に大きな後押しをしているような気がする。

あまり詳しい事は知られていないようで、6月〜8月に発生との事である。写真から分かるように、5月25日には、パートナーを見つけ交尾に至っているが、秋に林内でよく見るミカドガガンボとは交尾のシーズンが明らかに違うのが分かる。