カタアカマイコガ 成虫  Stathmopoda haematosema Meyrick, 1933

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、体長6-7ミリぐらいだったと思う。

意外と直ぐに、ニセマイコガ科のカタアカマイコガと判明。

幼虫の食草は、知られていないようである。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州の南の屋久島の辺りまで生息が確認されているようである。海外の生息分布は、ちょっと調べた程度では、分からなかった。

ルリナガスネトビハムシ? Psyllioides brettinghami Baly, 1862

最近、近隣で見かけた極小のハムシである。

大きさは、体長で3ミリぐらいである。

特徴としては、後脚腿節の太さである。この特徴から直ぐに辿り着いたのが、ナトビハムシであるが、ナトビハムシは、後脚の腿節以外は、褐色の脚のようである。上の写真の個体は、全ての脚の色が黒っぽい。

こうなると、ルリナガスネトビハムシという種が浮上してきたが、ナトビハムシの食草がアブラナ科の植物なら、ルリナガスネトビハムシの食草は、ナス科の植物なのである。

上の写真の個体が食べている葉っぱが、何であるかは、写真からは、思い出せない。いつでも行ける場所なので、もう一度行って確認してみようと思っている。

ちなみに、この場所は、カナムグラが優先種として繁茂している場所だが、カナムグラには、アサトビハムシという同属の種が付くらしいが、どうも色合いが違う。

まぁ、もう一度、上の写真の個体が食べていた植物を確認してみれば、更に種名を絞りやすくなるが、取り敢えず、今の時点では、外見的に1番近いルリナガスネトビハムシに?マークを付ける形で投稿させて頂いた。

ルリナガスネトビハムシの生息分布の方は、国内は、本州以南、九州を経て沖縄本島含む南西諸島まで。海外の生息分布は、小笠原諸島からの繋がりか、ニュージーランドからの報告が濃く上がっているようである。ただ、同属内には、とても外見的に似た種が多いので、国内でも海外でも混同が起きている可能性は無きにしも非らずと思われる。

ヤマトルリジガバチ Chalybion japonicum (Gribodo, 1883)

最近、近隣で見かけて写真に撮っていた。

既に死んで時間が経過した個体であったが、瑠璃色に輝いている体色と、腰の細さから、種名に辿り着きやすそうな気がしたので、写真に撮ってみた感じである。

大きさは、体長18ミリぐらいであったであろうか。

予想通り、調べたところ、直ぐに種目に辿り着けた。

種名は、ヤマトルリジガバチというらしい。

ごくたまに、自然下で生体が飛翔しているのに出くわすが、今後、なかなか生体を写真に撮る事ができるチャンスにも恵まれるとは思えないので、今回は、この死後結構な日数が経つと思われる個体の写真を使い、ヤマトルリジガバチの投稿をしてみようと思う。

このハチは、竹筒等に巣を作り、その中で育つ幼虫の餌にと、ヒメグモやアシナガグモを狩るハチである。そして、このヤマトルリジガバチは、巣の入り口を、石灰や鳥の糞で塞ぐために白く目立つとのことである。

そして、自らの幼虫は、今度は、ミドリセイボウやクロバネセイボウという綺麗な蜂に寄生されてしまうのである。ちなみに、セイボウというのは、漢字だと青蜂と書くらしい。

さて、このヤマトルリジガバチの生息分布は、国内は、本州以南、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の生息分布は、学名にjaponicum とは付いているが、韓国、台湾、中国南部、バングラデシュやインドの西部やモルディブ諸島からの報告があるようである。

また、各都道府県が独自に指定するレッドデータでは、青森県と群馬県が、絶滅危惧II類に、このヤマトルリジガバチをしている。