アカテンクチバ 成虫 Erygia apicalis (Guenée, 1852)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、大きめで、前翅長22ミリぐらいあったんじゃないであろうか?

種名の方は、調べたところ、ヤガ科トモエガ亜科(昔はシタバガ亜科に分類されていたようである)のアカテンクチバと判明。

幼虫の食草が、マメ科のクズやフジとのことだが、それなら、我家の外灯下に現れるのも頷ける気がする。

生息分布の方は、国内は、北海道の南部から、南は、沖縄本島までいるようである。海外の分布の方は、韓国、台湾、台湾の対岸付近の中国沿岸部。他にはタイの内陸部、マレー半島の南端やボルネオ等のマレーシア領内。他にも、オーストラリア大陸の東西沿岸部港湾地域からの生息報告があるようである。

アカテンクチバの名の由来は、ちょっと直ぐには行き着けなかった。

オニグモ 雌 Araneus ventricosus (L. Koch, 1878)

時々、ウナギ釣りに出かける古い水門のところで必ず出会える大きな蜘蛛である。

大きさは、大きい個体だと腹部の端から頭部のてっぺんまでで、3センチぐらいあると思う。

この手のクモが、オニグモと名に付くクモなのは知っていたが、果たして何というオニグモなのかを調べてみた。

すると、ズバリ、修飾語の何も付かないオニグモという種である事を知った。まさに、大きさ的にKING of 鬼グモが、オニグモだったのである。

外見的特徴としては、腹部の雰囲気は個体によって微妙に違いがあるが、脚の根元の方が毛が禿げて黒光りしているのは、本種の特徴なのではと、私は思っている。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。ただ、東日本の高山帯には進出していないようである。海外の生息分布は、朝鮮半島、台湾、中国の北から南へと東側は結構内陸部まで生息しているようである。

コミズムシ?  Sigara substriata (Uhler 1896)

昨晩、我家の外灯下に来ていた昆虫の一つである。

大きさは、体長6ミリぐらいだったと思う。

水生昆虫であるマツモムシに似ていると思ったので、その路線を当たると、カメムシ亜目ミズムシ科にミズムシという種達がいる事を知った。

国内に10数種いるうちのミズムシのうち、私が1番可能性が高いのは、現段階ではコミズムシなのではと、自分なりに思っただけであり、それぐらい根拠を集めるのが難しいまだまだ研究のしっかりとされていない科であるとも感じた。

一応、このミズムシの仲間達は、多くの水生昆虫達と違って肉食ではなく、藻類等の植物質の餌を食べるようである。

このコミズムシの生息分布は、北海道から九州まで。海外の生息分布は、済州島含む韓国からの報告が多数上がっているようである。