近隣のとある場所で、アメリカシロヒトリの成虫をごくたまに見かける場所がある。
そして、その地点から数百メートル圏内の桑の木で、何かしらの種類のヒトリガ科の蛾の幼虫を見かけたのだが、何というかヒトリガの幼虫なのか分からないでいた。(目撃したのは、本年の9月末)
もしかして、アメリカシロヒトリの幼虫ではないかとの勘が働いたが、その勘は正解だったようである。
上の写真の個体で4センチぐらいあったと思う。
よくアメリカシロヒトリの幼虫達が、桜の木の葉を丸坊主にするといったようなイメージがあるが、この桑の木には、確認出来る限りで4,5匹の幼虫が点在していた。しかし、蛹になるまでに、このクワの木の葉を丸裸にするとは思えなかったし、現在もこの桑の木の葉は大部分が残っている。
この場所のアメリカシロヒトリのライフサイクルも、普通にこの場所の生態系の一部に溶け込んでいるように見える。
アメリカシロヒトリの習性や分布に関しては、過去にアメリカシロヒトリの成虫の投稿の中で紹介しているので、興味がある方は、そちらを参照して頂きたい。
また、アメリカシロヒトリは、特定外来生物や生態系被害防止に係る法律の対策種にも選ばれていない。
“アメリカシロヒトリ 幼虫 Hyphantria cunea (Drury, 1773)” への1件の返信