ヒタチマイマイ(稲敷市 旧桜川村)

昨日、消防関係のイベントで、旧桜川村の辺りに出向く事が有った。

お昼休みに、辺りを散策でもしてみようと、ふと近辺を歩いていると、木の種類は分からないがある木の根元付近の笹やツタに、下のカタツムリを発見。よく目を凝らすと、狭い範囲に数匹見つける事ができた。

この場所にいたカタツムリの平均殻径は、2,5センチといったところ。私が見かけるカタツムリとしては、大きいほうだと思う。

名前は、ヒタチマイマイで良いんじゃないかなと思う。樹上性のカタツムリとして知られる。因みに、ヒタチマイマイのヒタチの部分を解説すると、茨城県人には、馴染みのある単語だが、他の地域の人には?に思われる方も居るかもしれないので説明させて頂く。

現在の茨城県の辺りの古い呼び名が、常陸(日立……ヒタチ)なのである。自分なりに日立という言葉を解釈しているのは、太陽が昇ってくるのを見れる場所という意味である。

さて、本題に戻るが、このヒタチマイマイの特徴は、中大型の比較的扁平なカタツムリで、横の帯紋様とほぼ垂直に交わる火炎彩もしくは虎斑と呼ばれる特徴を持っているところである。

この上のような特徴や茨城で見つけた事実を重ね合わせた時に、やはりヒタチマイマイという種に断定して良いのかなと思う。

最後に、その場所に居たヒタチマイマイ数匹を、産卵させる目的で、持ち帰って飼ってみることにした。

私が子供の頃は、こうした大きめのカタツムリをよく見かけたものだが、最近はめっきり出会わなくなった気がする。理由は、如何に?

イシミカワ

1週間ぐらい前に、近所の小川の土手に、様々なツル植物が生えている事に気が付き、片っ端から写真に撮った日が有った。

そんな中の一枚が以下のものである。

ネットで調べたところ、イシミカワ(石膠)という名前である事が判明。

少し湿ったところに生える在来のツル性植物である。青い実に見える部分は、多肉化した萼であり、本当の痩果は、その内部に黒い色のものが存在するらしい。

ツタ茎には棘があり、タデ科の植物である事から、その特徴である托葉鞘という特徴を持っているのだが、この托葉鞘が一般的なイメージとは違い、上部が葉のように広がって見えるという面白い特徴を持っている植物である。

ちなみに、この小川の土手に見つけたツル性の植物には、他には、アレチウリマルバルコウマメアサガオホシアサガオ、が有った。

マルバルコウ

1週間ぐらい前に、近所の小川の土手に、様々なツル植物が生えている事に気が付き、片っ端から写真に撮った日が有った。

そんな中の一枚が以下のものである。

ネットで調べるまでもなく、マルバルコウという名前をなんとなく知っていた。

中央アメリカ原産の外来種で、観賞用植物として持ち込まれ、早くも江戸時代の嘉永年間1948年〜1954年頃には、我が国では拡散し始めたようである。

一応、環境省の定める生態系被害防止外来種リストには、私の知識が間違いなければ入っていない気がする。

ただ、気になるのは、国立環境研の侵入生物データベースを見ると、この植物が元々南方の植物であり、日本の関東より西の地域に定着しているとデータではなっている。最近の温暖化の影響なのか、もはや、茨城県の南部では普通に見られるツル性の植物の気がする。

ちなみに、この小川の土手に見つけたツル性の植物には、他には、アレチウリ、マルバルコウ、マメアサガオホシアサガオイシミカワが有った。

最後に土手から少し離れたところに生えていたマルバルコウの写真を投稿しておく。