ウスイロツヤマルカスミカメ? Apolygus pulchellus (Reuter, 1906).

昨晩、我家の外灯下に来ていたカスミカメの一種である。

過去の投稿を確認したら、2年前のちょうど今頃と言える5月17日に投稿済みの種と分かったが、今回の方が断然良い写真が撮れたので、再投稿してみる。

大きさは、体長5ミリぐらい。

種名は、ウスイロツヤマルカスミカメだと思う。近似種に、ツマグロハギカスミカメという種がいるようだが、そちらの方が、後脚の腿節がもっと赤いかもしれない。それと、腿節にストライプが入っているのも、ウスイロツヤマルカスミカメの特徴と、自分なりに判断している。

さて、このウスイロツヤマルカスミカメの食草は、マメ科のハギ、他にはヘクソカズラやカラスザンショウ等とのことである。

生息分布の方は、国内は、本州の関東以西、九州まで。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。ちなみに、とても似ているツマグロハギカスミカメの方は、北海道にも生息しているということから、2種の種の分化が、長い年月の地理的隔絶を経て生じていると考えたくなる自分がいる。

シモフリヤチグモ? Iwogumoa insidiosa (L.Koch, 1878) or Iwogumoa insidiosus(L.Koch,1878).

ちょうど1週間ぐらい前に、近隣で見かけて写真に撮っていたクモである。

大きさは案外と大きくて、体長で10ミリぐらいあった。

種名は、調べたところ、外見的には、シモフリヤチグモという種が似ているなと思った。

さて、上の写真の個体を、シモフリヤチグモとして話を進めると、シモフリヤチグモの生息分布は、国内は、北海道から九州まで。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。

シロスジショウジョウグモ 赤色型 Hypsosinga sanguinea (C. Koch 1844)

約1週間前に、近隣で見かけて写真に撮っていた小さなクモである。

赤いダニに寄生されているのが見てとれる。

大きさは、体長4ミリぐらい。

種名は、シロスジショウジョウグモ。色合いや紋様の変異が大きい種で、上の写真の個体は赤色型と呼ばれているようである。

このシロスジショウジョウグモの生息分布は、国内は、日本全土にいるとのことである。海外は、近くは、韓国にはいるようである。そして、遠く離れた西ヨーロッパは北から南まで、広範囲に生息しているクモだということが分かった。