ヨツモンカタキバゴミムシ Badister pictus (Bates, 1873)

昨晩、ウナギ釣りに出かけた際に、現地の電柱のLEDの照明下で見かけた。

大きさは、体長7ミリぐらいだったのではないだろうか?

調べたところ、種名は、ヨツモンカタキバゴミムシと判明。

カタキバの意味は、顎牙が左右非対称になっていることに由来しており、この特徴は、ゴミムシの類には偶に見られることである。どうも、好物のカタツムリを食べるのに特化した形状のようである。確かに、この小さなゴミムシを見かけた場所は、小さなカタツムリ(オナジマイマイ)が沢山いる場所ではあった。

このヨツモンカタキバゴミムシの生息分布は、本州以南……九州まで。海外の生息分布に関しては、多くのソースにたどり着けなかった。

このヨツモンカタキバゴミムシは、都道府県が独自に定めるレッドリストにおいては、神奈川県と大阪府が準絶滅危惧種に指定。東京都が、注目調査中のような扱いにしているようである。

フタスジツヅリガ 成虫  Eulophopalpia pauperalis (Leech, 1889) 2nd

一昨日、我家の外灯下に来ていた蛾である。

大きさは、前翅長13ミリぐらいだった気がする。

触角を背負っているところと、嘴のフサフサ感から、メイガ科ツヅリガ亜科の蛾の予感はしたが、調べたところ、予感通り、ツヅリガ亜科に属するフタスジツヅリガと判明。

そして、2年前の8月10日にも投稿していることを確認した。今回も、出現は、ほぼ同じ季節である。

一応、幼虫の食草は突き止められていないようである。

生息分布の方は、国内は、本州以南、対馬含む九州を経て、屋久島辺りまで。海外の生息分布は、朝鮮半島の南部からの報告は上がっているようである。

低山地から山地に生息しているとの情報も気になった。

シマキリガ? 成虫  Cosmia achatina Butler, 1879

本年の7月の頭に写真に撮っていた蛾の種名が多分判明したので、投稿してみることにする。

大きさは、前翅長13ミリぐらいだったと思う。

とても色合いの変異の多い蛾のようであるが、ヤガ科ヨトウガ亜科のシマキリガだと思われる。年一化の初夏に現れる蛾というのも一致している。

幼虫の食草は、ニレ科のエノキとの事である。

生息分布の方は、国内は、北海道から対馬含む九州まで。海外の生息分布は、南部を中心に朝鮮半島と台湾からの報告が上がっているようである。