フタホシヒラタアブ (つくば市南部)

これもお昼のウォーキング中に見つけた。ガードレールに止まっていた。

調べたら、名前はフタホシヒラタアブという事が分かった。

幼虫はアブラムシの体液を吸汁し、成虫は花の蜜を吸汁するとの事で、花粉媒介に役立つ昆虫と書いてあった。

いいじゃん。いいじゃん。こういう虫って一瞬思った。

けど、ちょっと待てと思った。このフタホシヒラタアブの写真を撮った場所から50メートルぐらい離れたところに、在来タンポポが踏ん張っている一画があるのを思い出した。(在来タンポポは、西洋タンポポと違って拡がりのペースがゆっくりなのか、一ヶ所に固まって生えてる事が多い)

そして、その在来タンポポの一群の直ぐ側には、西洋タンポポの先軍がポツンと到着している。もし、在来タンポポと西洋タンポポが交配するなら、ジワジワと在来タンポポの血は薄まっていく。

日本の自然大好きな私としては、なんとか在来タンポポの血統も守っていってあげたいとのエゴな心がある。

少し歩くと、色んな場所に在来のタンポポが踏ん張っている場所を見かける。

取り敢えず、在来タンポポ群から半径50メートル内の西洋タンポポは、撲滅(こういう時だけは、ピンポイントにラウンドアップを使ってしまおうか)みたいな実験→結果検証→市民への認知→そこからのアクションは複雑緻密で未定だが、最終的には条例まで漕ぎ着けたい。(笑)一応、西洋タンポポ群は、環境省の定める生態系被害防止対策種のうちの重点的対策外来種に指定されていて、世界や日本の侵略的外来種のワースト100に選ばれている。

重点対策をとっている、もしくは啓蒙している自治体なんか、殆ど見かけない。自治体も忙しんだと思う。

フタホシヒラタアブの投稿なのに、大きく脱線してしまった。

アカヒメヘリカメムシ 2nd

昨日、お昼休憩に選んだ場所の近く(小川沿いの畦道)で見つけた。

直ぐに見たことがないカメムシのような気がした(実際は、2ヶ月前に同じカメムシの投稿をしている)が、シルエットが似ているカメムシは沢山居るのを知っている。

このカメムシの印象は、全体に色が薄い。成虫になっって間もないと色が薄いのかとも勘ぐったが、ネット上で一番近い雰囲気を持っているのはアカヒメヘリカメムシである。

ただ、記憶の中にヒメが付くほど小さな印象は残らなかった。また草の奥深くに居て、捕まえようと手を伸ばせば、絶対にポトリと地面に落ちるか、逃げるかのどちらかだと思って、捕まえる事は断念していた。写真を撮るのが精一杯であった。

一緒に写っているヤエムグラの葉茎やスズメノカタビラと思われる花実と比較することによってある程度の大きさは類推出来そうだが、そうすると私の印象より小さいカメムシだったのかなとも思いたい。ただ、1センチ弱ぐらいはあった気がしてしまう。

この写真の個体をアカヒメヘリカメムシとする前提で進めると、このアカヒメヘリカメムシの食草はイネ科、タデ科、キク科と多種にわたっている。そして、稲の害虫には少なからずなるカメムシという事である。

タイワンイラガ (幼虫 成虫)

4年前ぐらいに購入していた安田守さん著のイモムシハンドブックの1巻と2巻が、長らく紛失中であったが、昨日見つかった。

このハンドブックを、パラパラとめくっていたら、種を断定出来ていなかった数種の蛾の幼虫に手掛かりをもたらしてくれたので、忘れないうちに、投稿しておこうと思う。

先ずは、昨年の8月27日に自宅の庭にいたイラガの幼虫である。

自宅の庭では、それまでに、アカイラガヒロヘリアオイラガイラガキマダラテングイラガ(テングイラガ?)の4種を見つけていたが、この日見つけたイラガの幼虫は、どれとも違う気がしていた。

強いて近い種を挙げるなら、アカイラガか。でも、やはり違う。

こういった事から、投稿出来ないでいた種であるが、前出のハンドブックを見た結果、タイワンイラガの幼虫が臭いと思い始めた。決めては、ピンクの毛束である。ピンクの毛束が所々に生えているのは、タイワンイラガの幼虫の特徴と言える。

さて、このタイワンイラガ…タイワンと名前に付いているが、本州から九州まで日本にも普通にいる種のようである。

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2020年6月20日追記

上の幼虫がタイワンイラガの幼虫なのか少し自信が持ててきてなかった自分が居た事も認めるが、少し確信に近付く出来事があった。

数日前に、我家の外灯下で見つけた蛾が、タイワンイラガの成虫であることが判明したのである。

その時に撮った写真を以下に貼り付けておく。写真は、拡大しているが、体長2センチ弱ぐらいだったと記憶している。