ナミマイマイ?(つくば市中北部)

先週の木曜日に、昼間に樹液に集まる昆虫でも見てみるかと、仕事先の近くの雑木林に踏み入ったときに、このカタツムリと遭遇。バッチリ目線の高さだったので、遠目からも発見出来た。

殻径は、4センチぐらい。とてもメリハリのある紋様のした大型のカタツムリ。私的には、美しい紋様と感じた。

ウスカワマイマイ(?)の投稿でも触れたが、日本国内に700種以上のカタツムリが生息していると言われる中、これが何というカタツムリなのかを特定することは、今の私には出来ない。多分、ナミマイマイにしておくのが、無難ぐらいでこの投稿のタイトルは付けた。

ちなみに、この大型のカタツムリは、現在、家で飼育中である。カタツムリは、雌雄同体で単独で産卵するとの記事を読んだので、あわよくば、卵でも産んでくれないかと思っている。ただ、交尾とかをした後の産卵の方が、産卵数とかが多くなるとも書いてあったので、ペアリング出来そうな同一種を見つけに、その後、発見場所の雑木林に入るのだが、やはり簡単には、2匹目は見つからない。

さて、飼育観察していて、面白いことに気が付いたのだが、このカタツムリの殻の形成の一助にでもなればと、ふと思い立って、カルシウムが取れそうな小型のドブガイの貝殻を庭から拾って来て入れてみた。入れて直ぐに貝殻の上に留まっている姿は見ていたが、1日も経たないうちに、固い貝殻の表面に穴が開き始めた。

恐るべし、カタツムリの歯の形状。あと、小さなカタツムリを見てて気が付いたが、餌にかじりつく時に、なんか酵素みたいな融解作用のある液体も出してないかとの疑いも持ち、目下、確証中である。

何か、また新たなカタツムリ情報が見つかったら、投稿する事にする。

ウスカワマイマイ?

先日の土曜日に、予定外に早起きしてしまったので、近所の里山を散策。とある橋の欄干の基礎となるコンクリートの土台に、この小さなカタツムリがかなりの頻度でくっ付いているのを発見。

コンクリートから引き離すが、どれもとても軽く感じられ、中を覗くが、奥に生体反応は感じられない。(勿論、入り口に膜を張っている個体もいるが、その透明の膜の奥にも生体反応は感じられない。)おまけに、どれも殻が壊れやすく、指で摘むのも圧力加減が難しい。

一応、家に持ち帰って、殻からだけでも、種に繋がる情報を得ようと、手当たり次第にスカスカのカタツムリのうちから、大きめで模様の気に入ったものをプラスチックのケースに落とし入れる。

しかし、数秒もしないうちに、その軽かるのスカスカのカタツムリの殻から、体とツノが出て来て、プラスチックケースの内面を上へ上へと這い上り始めている事に気が付く。なんだ……生きてるんじゃん。

それらを、家に持ち帰り飼育しているのだが、そのカタツムリの写真を以下に載せておく。

写真だと大きく見えるが、大きくても殻径1センチにも満たない。

このカタツムリを現場で見つけた時の感想を書くと、随分陽射しも出て来たけど、直射日光の下に居るなという事と、殻自体の紋様なのか、内部の軟体部の紋様が透けているのか分からないが、色合いや紋様に個体差が大きいなと感じた事が有る。

他にも隣接するガードレールにも、結構くっ付いていて、鉄や白いペンキは、このカタツムリは大丈夫なんだとの印象を持った。

さて、日本国内にざっと700種類のカタツムリが居ると言われている。おそらく、DNA的には、それ程の違いは無く、模様や外見で類別された結果の約700種なのではないかと推測したい。

そんな訳で、今回見つけたカタツムリの正確な種を特定する事は、私には出来ない。ただ、日向に居たことと、殻がめちゃくちゃ壊れ易かった事と、色合いや紋様に個体差が多かった事から、ウスカワマイマイと言うことにしておく。

奥が深いね……カタツムリ。