アオスジキハマキ 成虫Dicanticinta diticinctana (Walsingham, 1900)

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾である。

大きさは、体長8ミリぐらいだったと思う。

同じ日に、同種だと思われる個体も来ていたので、そちらの写真も以下に。

こちらの方が、若干小さかったような気がする。

種名は、アオスジキハマキ。

上の2個体の違いが、雌雄の違いから来ているのかは、現時点での私には分からない。

幼虫は、モクセイ科のイボタノキやハシドイを食べるらしいが、おそらく、近隣だと他のモクセイ科のネズミモチの類も行けるんではと思う。

このアオスジキハマキの生息分布は、北海道から九州まで。海外は、中国にはいるらしい。

この日は、5月にしては日中の温度が30°を超える真夏日となったが、我家の外灯下は、多くの昆虫で賑わっていた。

アトキハマキ 幼虫 Archips audax (Razowski, 1977)

最近、近隣で、この蛾の幼虫を見かけて写真に撮っていた。

大きさは、この時の成長段階で、25ミリぐらい。

手のひらに乗せてしまったが、元々は葉を巻いた巣から顔を出していたものを、可哀想だがひっぱり出して写真に撮ったものである。

そして、頭部と同じような太さの胴が細長く続くのは、ハマキガ達の幼虫の特徴である。

では、何というハマキガの幼虫かというと、同じ外見を持つ幼虫を、アトキハマキの幼虫として紹介しているサイトが多かった。

ゆえに、アトキハマキの幼虫と考えたい。

アトキハマキ自体は、結構、広食性の蛾のようである。

生息分布の方は、国内は、北海道から屋久島辺りまでいるようである。海外の生息分布は、朝鮮半島と台湾から、生息報告が上がっているようである。

この日は、この蛾の幼虫以外、もう一種、ハマキガの幼虫と思われる蛾の幼虫がいたが、どちらも巻いた葉から少し顔を出して、佇んでいた。これが、何をしている瞬間なのかは、分からなかった。ただ、このアトハマキの幼虫の方は、危険を感じた瞬間に、一瞬で葉の中へと後退りした。餌を食べる事に一心不乱になっていて、迫り来る危険に気が付かない蛾の幼虫達も多いが、このアトキハマキの逃避のスピード感にはビックリというか意外であった。

コホソスジハマキ? 成虫 Neocalyptis angustilineata (Walsingham, 1900)

最近、近隣で見かけて写真に撮っていた蛾である。

大きさは、前翅長7-8ミリぐらいだろうか。

蜘蛛の巣にかかり、既に息絶えていた個体なので、指で摘んでも暴れず、写真にも写せた感がある。

種名は、おそらくコホソスジハマキだと思われるが、微妙に似ている種が複数いるので、タイトルにはコホソスジハマキ?と疑問符を付ける形に留めた。

幼虫の食草は、枯れ葉らしい。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州近海まで。海外の方は、ちょっと分からなかった。