ミツボシキバガ 成虫 Autosticha modicella (Christoph, 1882)

先週の金曜日に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、確か前翅長7ミリぐらいだったと思う。

種名は、ミツボシキバガだと思う。確認したら、昨年の9月27日にも、同じ種と思える蛾の投稿をしているが、その時の写真よりは、今回の写真の方がよく撮れていると思うので、再投稿してみた。

実際のところ、シーズンを通して、黒点がこのような配置になる蛾たちにはたまに出会うが、このミツボシキバガも、我家の外灯下で時々見かけている蛾の気はする。

ちなみに、ミツボシキバガの名前の由来のミツボシは、前翅の下の方の少し大きめの黒点が二つ見えるが、この真ん中にもう一点黒点(左側の前翅の下に隠れている?)が見える時があり、その三つの点でミツボシとなっているようである。

幼虫の食草は、枯葉とのことである。

この蛾の生息分布の方は、国内は、北海道から九州まで。海外は、朝鮮半島からウスリー川(ロシア沿海州と中国北東部の国境沿いを流れる川)流域までの辺りには生息している模様。

最後に、上の写真を見て、気が付いた事に、触角の短さがある。ネット上のミツボシキバガ達の写真を見る限り、実際は、もうちょっと長い気がする。触角が左右ほぼ均等に欠損してしまったのか、生まれつき、その長さなのかは、現段階では、私には分からない。

クロボシミツボシキバガ 成虫 Semnolocha pachysticta a (Meyrick, 1936) 2

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。昨年の7月13日にも投稿済みの種であるが、今回は、より良い写真が撮れたと思うので、再投稿してみる。

大きさは、正直、ハッキリとは思い出せないのだが、ネット上の情報だと前翅長5ミリぐらいになるはずの蛾ということである。それよりは、ちょっと大きかったたような気もするのだが……。

種名は、クロボシミツボシキバガ。元々は、ホシマルハキバガ類のクロボシキバガ Autosticha pachysticta (Meyrick, 1936)という蛾とのことである。現在は新設されたミツボシキバガ科の蛾である。

この科の蛾の名に付くミツボシ(三つ星)が、何処のことを指しているのかは、パッとは分からないが、所謂、蛾の外横線の位置にある一番大きな点列の事であろうか。

幼虫の食草としては、マメ科ハリエンジュとバラ科ソメイヨシノの樹皮上で樹皮を食べているのは確認されている。

このクロボシミツボシキバガの生息分布は、国内は、本州以南……沖縄含む南西諸島まで。海外は、調べてみたところ、ミツボシキバガ科の蛾がゴチャゴチャになって認識されている気がしたが、興味深かったのは、北アメリカ大陸のアメリカ東海岸から生息報告が多数上がっているところである。あとは、ポリネシアの島にもいるようである。