ベッコウクモバチ(キバネオオベッコウ、キバネオオクモバチ、ベッコウバチ)  Cyphononyx fulvognathus (Rohwer, 1911)

最近、近隣で見かけて写真に撮っていたハチである。

大きさは、体長20ミリぐらいはあったと思う。

調べたところ、クモバチ科のベッコウクモバチと判明。

ジョロウグモやナガコガネグモ等の大型のクモを狩るハチらしい。狩ったクモは、蝉が地表に出てくる際に作った穴を利用した巣に持ち帰り、幼虫達の餌にするとのことである。

このベッコウクモバチの生息分布は、国内は、本州以南……九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の分布は、韓国と台湾と中国の東部から生息報告が上がっているようである。

トゲアシオオベッコウ(トゲアシオオクモバチ) Priocnemis irritabilis (Smith, 1873 )

この黒くて細いハチ(触角の長さから判断している)は、最近、近隣の田園地帯で不法投棄されていた布団をひっくり返したら、現れた。ただ、直ぐに飛んで何処かへと逃げていくわけではなく、布団の上を歩いたり、短い距離を飛んで移動したり、その布団からは離れようとはしなかった。

その際に、開いた翅に薄焦茶色の紋様が見えたので、これは種を特定する手がかりになると感じ、何枚か写真を撮ってみた。

写真から直ぐに、トゲアシオオベッコウという種名が分かった。体長は、15ミリぐらいだったのかな。

さて、このトゲアシオオベッコウは、蜘蛛を狩って捕食するタイプの蜂とのことである。