ハネナガイナゴ

少し時間が経ってしまったが、本年10月4日に写真に撮っていたバッタの仲間の名前が分かった気がするので、投稿してみる。

体長は、3センチぐらいだったのではと覚えている。

名前は、ハネナガイナゴ。

似た種類に、コバネイナゴが存在するが、コバネイナゴとハネナガイナゴの違いは、主に翅の長さである。この写真を見る限り、翅が腹部突端より長く超えている様に見えるので、ハネナガイナゴかと思われる。

コバネイナゴの方は、翅が腹部突端に届いていない事が殆どで、微妙にもうちょっとズングリしている印象である。

このハネナガイナゴを見つけた場所は、ちょっと開けた大きな公園みたいな場所であったが、コバネイナゴの方を見かける場所は、私のイメージでは水田周りの気がする。ちょっと、この2種に棲み分けがあるのか、今後観察してみたい。

今年も、残すところ2ヶ月ちょっととなったが、バッタ目の投稿をしたのは意外にも今年初の気がする。理由は、昨年、目ぼしい種の投稿はしてしまい、新たに未知種に出会っていない気がしたからである。ただ、スルーしている写真を見返したら、きっと今回のハネナガイナゴの様に、私のブログに未だ投稿していない種も見つかると思う。

今年撮った写真の中から、バッタ目を見直してみようと思った。

カニクサシダメイガ 成虫

ほぼちょうど1年前に写真に撮っていた蛾の名前が判明したので、投稿する事にする。

名前は、カニクサシダメイガ。大きさは、正直思い出せないが、開張で2センチぐらいであったのではないかと思う。

幼虫の食草は、カニクサとの事だが、そもそもカニクサって初聞きであった。

そして、カニクサを調べたところ、ツル性のシダ植物である事が分かった。写真で確認した限り、見た事がある様なない様な。

ただ、この蛾の写真を撮った場所は、ハッキリと覚えているし、家から車で5分ぐらいの近場なので、今度立ち寄った時には、そのカニクサという植物が本当にあるのか、意識的に探してみようと思う。

ミツカドコオロギ

先ほど、ツヅレサセコオロギの投稿をしたので、コオロギ繋がりで、もう一種、コオロギの投稿をしようと思う。

このコオロギの写真を撮ったのは、一週間ぐらい前だったと思う。場所は、近隣の田んぼの畔だった。畔にあったブロックか石をひっくり返したら、このコオロギが動かず、ジッとしてくれていたので、写真に撮った次第である。

名前は、ミツカドコオロギ。写真を見ても分かるように、頭部の両サイドに結構な張り出した部分が存在する。これは、ミツカドコオロギの特徴と言って良い。写真では分かりにくいが、実際のところ、頭部の上にもう一つ角みたいなものがあり、ここからミツカドコオロギの名が付いていると思われる。

大きさは、15〜20ミリぐらいの間だったと思う。

比較的乾燥した草原とか畑とかに生息しているとの事だが、この個体が居た場所は、田んぼと田んぼの間の畔であり、決して乾燥したイメージの場所では無かった。このことから、種を間違ってる可能性も鑑みて、同じオカメコオロギ属のタンボオカメコオロギを調べてみたが、タンボオカメコオロギは、もっと全身黒っぽく、サイズも一回り小さいようである。

さて、このミツカドコオロギの鳴き声であるが、ツヅレサセコオロギ同様に、ちょっと現時点の自分には、自然下で泣き声を聞き分けれるまでには至っていない。ワンシーズンに一種みたいな感じで、家の中で小さなケースで飼育して、鳴き声を聴き続ければ、身体がコオロギ達の鳴き声を覚える可能性はあるので、来年からは実践してみようかなとも考える。

まぁ、現実的に実践する余裕は無さそうだが……。

最後に、ツヅレサセコオロギの投稿で触れたが、同一種のコオロギの泣き声に、幾つかのバリエーションがある点への疑問が解決した。少なくとも、コオロギの仲間達には、ひとり鳴き、口説き鳴き、脅し鳴きといった状況によって鳴き声が変わる種が多く存在するようである。また、音を出すための翅を動かす筋肉に影響が出るのか、気温によっても鳴き声のテンポが変わったりするようである。