オオヒラタシデムシ  Eusilpha japonica

近隣の公園で見つけた。直ぐに、シデムシの仲間ということは分かったが、果たして、正式名称はどんな名前なのであろう?

大きさは、お尻の方の出っ張りも含めて体長(触角は含めない)は、30ミリ弱あったと思う。

名前は、おそらくオオヒラタシデムシであると思われる。極々普通に見られるシデムシとの事である。

シデムシを漢字で書くと、死出虫。動物や昆虫などの死体を食べる昆虫の事である。

飛翔出来るグループと飛翔出来ないグループとがいるようである。

このお尻の出っ張りが気になり調べるのだが、どうしてもハッキリとした解説には辿り着けなかった。そのうち、分かるかな。

ミシシッピアカミミガメ

本日、昼休憩に選んだ場所は、長閑な田園地帯であった。少し、近辺を歩いてみるかと散歩してみた。

すると、田んぼの横のU字溝を水の流れに逆らい上流へと向かう影が目に入った。

近づいてみると、小さめのミシシッピアカミミガメが上流へと向かっていた。小川や水路の水量が増すこの時期には、こんな小さなU字溝にまで迷い込んでしまうのかと思ったが、更に歩を進めると、別のU字溝と田んぼの境目でも、ミシシッピアカミミガメを目にした。今度は、甲羅長は20センチは超えていると思われるかなり大きい個体である。

本来は、かなり警戒心の強いカメで、人影に気が付くと、さっと水中に潜り、なかなか浮上してこないカメなのに、今日は、どうして、そんな人目に付く移動や行動をしているのだろうと不思議に思った。

とにかく、ミシシッピアカミミガメの初めて見た行動だった。

本日の昼時の散歩中には、クサガメが土手の畦道を横切っている場面にも出くわしたが、そう言えば、クサガメは道路上や陸上を移動している現場に出くわすが、ミシシッピアカミミガメが、陸上を移動しているのに出会した事があるかなとふと思った。

因みに、このミシシッピアカミミガメは、2015年に環境省・農林水産省が発表した生態系被害防止外来種リストでは、緊急対策外来種に指定されている。

おそらく、日本だけでなく世界規模で対策に乗り出している国は少なからずあるのではと思う。

ペットとして大量に輸入されるだけ輸入されて、管理が甘く、野に溢出した個体が増えすぎると、今度は、緊急対策外来種として、駆除なり様々な規制を受ける。

人間に翻弄されるペット達。

ミドリガメ達には、何の責任も無いと思う。

ホソハリカメムシ 成虫

このカメムシは、1ヶ月前ぐらいから、我家の庭でも見かけるカメムシである。

名前は、ホソハリカメムシだと思う。

写真は近隣の自然下で見つけたものを写したものだが、このカメムシ名前の由来は、横に張り出したとんがった部位の特徴から来ていると思われる。

また、ホソ(細)とも名前に付いているが、ただのハリカメムシという種類もいる。ハリカメムシに関しては、昨年秋に、私のブログに投稿済みである(このカメムシも、今となっては、正直ホソハリカメムシなのではと思い始めている)が、最近よく目にするこのカメムシが、仮にハリカメムシだとしたら、ホソハリカメムシというのは、ゴクボソハリカメムシという表現を使った方がしっくりくるのではと思えるようなほっそりとしたイメージを、今回の投稿の主役のカメムシは持っている。

おそらく、色々なカメムシを見てきている身からすると、上の写真のカメムシは、ほっそりとしたカメムシに見えてしまうのである。

他の特徴としては、私がこのカメムシに出会った限りでは、サイズは体長で12〜15ミリぐらいの間の個体が殆どだったと思う。

ところで、あともう一つこのカメムシの習性・生態で、もしやと思い始めているのは、家の庭には居るのは確実だが、家の灯火の下であまり(全然)見ない気がする。今年に入り、ツヤアオカメムシに始まり、クサギカメムシ、チャバネアオカメムシと、家の外灯下に押し寄せている日があったが、このホソハリカメムシが来ていた記憶はない。因みに、似た色合いのホシハラビロカメムシは、外灯に来ているのか分からないが、灯りの近くで多少見かける気がする。

最後に、このホソハリカメムシの出す匂いであるが、家で捕まえた時は無臭かと思ったが、今回は、強烈な匂いを残してくれた。

一般的なカメムシ臭とは違い、ハラビロヘリカメムシと同じ、酸っぱい系である。生汗や靴下臭に通じる感じで、私は好きではない。嗅ぎ続けて、少しでも長所を見出してあげようと試みた時に、かなりお世辞で言って、プラムとかって、こんな匂いではなかったかという気がした。

それと、臭いの方は長く指から消えない。これは、揮発性が高いと私が踏んでいる一般的なカメムシ臭とは、明らかに違う成分なのかなと思う。