トホシテントウ 成虫 幼虫 (つくば市中部)

本日、久しぶりに仕事の合間に、仕事先の敷地内の森を散歩。気温も低くなり、昆虫達も殆ど目にしなくなったが、とある植物に、蛾の幼虫と思わしき虫を数匹発見。

この森でのこの幼虫との遭遇は、初めてでは無かったが、その時は、イラガの幼虫であろうと踏んでいたのだが、結局種名には辿り着けず。

本日、撮ったその幼虫の写真は以下である。

写真は、少しボケてしまったが、肉眼で見ていた時に、棘の先っぽの方の感じがタテハチョウの幾つかの仲間の幼虫に似てる気がして、タテハチョウの仲間の幼虫で検索するが、これまたヒットせず。

そんな折に、ネット上で偶然にも、全く同じ姿形の幼虫の写真を見つける。

さて、その写真の紹介を見て少し驚いたのだが、蛾の幼虫でも、蝶の幼虫でもなく、なんとテントウムシの幼虫だったのである。

名前は、トホシテントウ。幼虫も成虫も、カラスウリの葉を食べるらしい。この写真の幼虫が食べている植物も、カラスウリかスズメウリかのどちらかだと思う。

トホシテントウの幼虫……しかと覚えた。

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2020年5月23日追記

 

上記の幼虫を昨年発見していた雑木林で、今、まさにトホシテントウの成虫が活動真っ盛りである。

ちょっと大袈裟に描写すると、犬も歩けば、トホシテントウに当たるぐらい見かけれる。

 

上の写真で分かるように、葉を食べている食痕が見て取れる。食べているのは、ウリ科のアマチャヅルの葉だと思う。

ここから分かるように、このテントウムシは、幼虫も成虫も私達が一般的知識で持っているアブラムシを食べるテントウムシ類とは違う生態を持っている。

大きさの方は、皆に一番知られたナナホシテントウより、心持ち大きい。色合いは、このくすんだ艶のない黒とオレンジ色で、色の個体差は殆ど無い様に見える。まぁ、昆虫に関心が無い人が見ても、普通のナナホシテントウと思って素通りしてしまうのではと思う。

他の習性としては、殆ど動かない。きっと豊富に有る食草の葉を食べるのに夢中なのかもしれない。その結果か分からないが、下ばかりを向いているのか、頭部が出ている写真が写せない。これは、危険を察知して頭部を引っ込めている可能性もあるが……

アブラムシは食べずに、ウリ科の植物の葉を食べるのでは、発生する場所を間違えれば、人間達に害虫扱いされる可能性もある。

取り敢えず、この森でひっそり生きていて欲しい。

セグロアシナガバチ (つくば市中部)

仕事先で、10月の半ばに写真に撮っていた蜂の名前が分かったので、投稿する事にする。すとても大きな蜂だったので、スズメバチの路線も考えていたが、当初より、後脚は長めのような気はしていた。(その後、日本にいるアシナガバチ類の中では最大種であることが分かる。)

結論から言って、セグロアシナガバチという事である。サイズ感や紋様でとても近い種類にキアシナガバチが居るが、セグロアシナガバチとキアシナガバチの違いは、キアシナガバチの方は、胸背部の下側の前身服節(胸部の下側は、実は腹の前部という事である)に、もう一つコインを入れるスリットみたいなものがハッキリ見て取れるところである。

同じ時に撮っていたセグロアシナガバチの写真をもう1枚アップして、この投稿を締めくくる。

ハリカメムシ

10月の終わりに、近所の小学校で見つけ、写真に収めていたカメムシの投稿をする事にする。

そのカメムシの写真は、以下である。

サイズ、色合いとも地味でありきたりで、私的には、正直なところ興味の対象に残らないカメムシだったが、名前を調べて行った結果、ハリカメムシというカメムシに辿り着いた。

最後まで、ハリカメムシなのかホソハリカメムシなのか悩んだが、ハリカメムシのハリの由来になっている背の横への出っ張りの幅が、ホソハリカメムシよりは広い気がして、ハリカメムシと、私は断定してみた。(ただ、ホソハリカメムシの可能性も無きにしも非ずである)

ハリカメムシの食草は、イネ科タデ科の植物という事になっている。