キリウジガガンボ

本日午前中、近所の谷津田を散歩した時に、終始ガガンボの飛翔を目にしていた。なんとか写真に収めようとチャレンジするのだが、止まってくれない。

散歩も終盤に差し掛かった頃、交尾中のペアを発見。これなら、動きが重そうで、止まったところで、シャッターチャンスが有りそうと行方を目で追っていたが、案の定、地面に降りたった。

ただ、何処に降り立ったかを確認出来ず、飛び立たれる前に闇雲にシャッターを押す戦法を撮ってみた。そして、奇跡的に辛うじて写っていたのが以下の写真。

写真は鮮明ではないし、典型的な特徴を捉えているとも思えないが、キリウジガガンボであろうと思う。この時期に水田周りでは、比較的見られるガガンボである。

キリウジガガンボのキリウジは、漢字で書くと切蛆らしく、幼虫の身体の特徴を言い当てているとのことである。そして、幼虫の餌はイネやムギの根ということで、稲の害虫として認識されている。

キリウジガガンボの幼虫の天敵って何だろう?

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2021年4月4日追記

昨晩、家の外灯下でキリウジガガンボの鮮明な写真が撮れたのでアップしておく。

モモブトカミキリモドキ

本日、午前中の近所の谷津田散策の時に写真に撮っていた。

モモブトカミキリモドキという甲虫なのではと思われる。モモブトカミキリモドキのモモブトの意味は、腿太であり、雄の後脚の腿節は太く膨らんでいる特徴がある。雌は膨らまないので、この写真の個体は、雌かと思われる。

大きさは、5ミリ〜8ミリという事で、写真の個体も、その間ぐらいだったと思う。

黄色い花に集まるとのことだが、何で黄色を判断しているのか、気になるところ。そして、ここで思い付いたのだが、この甲虫の移動範囲がそれほど広くないなら、在来のタンポポの授粉に一役買うのではと思った。自家受粉しないことにより、ひっそりとしか増えていかない在来のタンポポの受粉率を上げてくれると考えたのである。行動範囲を限定したのは、広すぎるとセイヨウタンポポとの交配にも一役買ってしまう気がしたからである。

最後に、このモモブトカミキリモドキは、カンタリジンという有毒成分を出すみたいで、皮膚に触れると皮膚が火傷を負ったみたいに水膨れになるとのことである。確かカンタリジンと言えば、ツチハンミョウも同じ成分を持っていた気がする。

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2020年4月18日追記

このモモブトカミキリモドキの雄も見つけた。やはり、黄色い花に居る。

オオクロカメムシ 成虫 イネクロカメムシ改め

本日、午前の近所の谷津田散策の時に発見。木の板の下に居た。

大きさは、1センチぐらい。頭部の後ろの迫り上がったところに白い点が二つ見てとれるのが気になるが、イネクロカメムシに限りなく似ていると思われる。それにしても泥まみれで光沢が無い。

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2021年3月31日追記

上のカメムシがイネクロカメムシではなくオオクロカメムシと気がついたので、以下は、原文のイネクロカメムシの箇所をオオクロカメムシに書き換えて多少の文章の変更と共に訂正したものである。

木の板も泥まみれで、保護色になっていたが、3匹が越冬中であった。

このオオクロカメムシも、稲の害虫であり、こうした越冬成虫による被害も大きいと思われる。

イネクロカメムシよりもオオクロカメムシの方が、側部の出っ張りが顕著であるという事実に気が付いたので、以下に、その特徴が分かりやすく出ている写真を載せてみる。

ところで、比較的、近隣の田んぼでは、イネの害虫と言われてる色々な種類のカメムシ達を見かけるが、こうした昆虫達の生態は色々な角度から研究しといた方が良いのかなと思う。水田周りの植生を含め、生態系の絶妙なバランスがあるんだと思う。

そして、それを一方的に壊してしまうのが、人間でもある。

取り敢えず、田んぼの上を飛び回るツバメ達………水田周りに沢山いる雨蛙達等は、こうした稲の害虫を、何気なく減らしてくれてる大切な仲間なんだと思う。

そう言えば、本日、我が家の軒下を燕が偵察に来ていたな。今年も、沢山巣立っていくと良いな。