キバラヒメアオシャク 成虫 Hemithea aestivaria (Hübner, [1799]) 2

二日前に、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、前翅長15ミリぐらいあったと思う。決して、小さいとは思わなかった記憶がある。

種名はキバラヒメアオシャク。アオシャクの仲間には、腹部が赤く一部見える蛾が幾つかいるが、本種は、その部分が黄色っぽいので、キバラ(黄腹)なんだと思われる。

幼虫の食草は、調べたところ、大概の樹木の葉はいける口のようであった。

昨年の5月13日に投稿済みの種であるが、今回の方が近くに寄れたずっと良い写真が撮れたと思ったので、再投稿している。

そして、この蛾も、学名の登録年が古いが、北半球全般に拡がっている蛾である。

クロスジアオナミシャク 成虫 Chloroclystis v-ata lucinda (Butler, 1879) 1

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

写真は、かなり拡大してしまっているが、大きさは、前翅長7ミリぐらいの凄い小さな蛾である。

サイズとこの翅の広げ方から、シャクガ科のナミシャク亜科の蛾ではないかなとの予想を立てて、ナミシャク亜科の蛾を当たったところ、クロスジアオナミシャクという種に行き当たった。

幼虫の食草は、タデ科イタドリの花、クマツヅラ科ムラサキシキブの花と書かれている情報が多いが、目下、近所の自然下を眺めた時に、イタドリやムラサキシキブの花が咲いているであろうか?せいぜい、蕾の蕾が形成され始めたぐらいの時期だと思う。

上の写真の個体の幼虫が、それらの花を食べて育って来たなら、昨年の開花時に幼虫が成長し、蛹等で越冬し相当長い時間を経ての羽化という事になる。

もちろん、それもなくはないと思うが、幼虫の食餌にもうちょっと幅がある可能性も視野に入れて良いのではと考える。

ナカウスエダシャク 成虫 Alcis angulifera (Butler, 1878) 2

二日前に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、開張で3センチちょっとぐらいだったと思う。

シャクガとして小さめでも、エダシャク亜科の蛾ではありそうなので、エダシャク亜科の蛾を当たると、ナカウスエダシャクだろうなとの結論に至った。

正直なところ、前翅の紋様の配置や雰囲気からは確証は得れずに、頼りにしたのは、後翅の無地感である。

上翅の雰囲気に変異が多いと感じた本種も、何故か後翅は際立ってシンプルなものが殆どだったのである。私は、そこに着目した。

さて、幼虫の食草は、多岐に渡り、色々な科の樹木を食すとの事である。