オオクロセダカカスミカメ Proboscidocoris varicornis (Jakovlev, 1904)

昨晩、我家の外灯下に来ていた小さなカメムシの一種である。

先ずは、種名から……オオクロセダカカスミカメだと思われる。

ただ、この種のマックスサイズの体長4.5ミリよりは、正直なところ、もうちょっと大きかった気がする。

ツユクサでよく見かけるとの情報があったが、確かに、このカメムシがいた近くには、ツユクサは生えている。

似た種に、本種より少し小さいヒメセダカカスミカメがいるが、そちらは、本年既に投稿済みなので、ヒメセダカカスミカメについては、そちらをご覧頂きたい。

このオオクロセダカカスミカメの生息分布の方は、国内は、本州以南……九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の分布は、韓国には生息しているようである。

このオオクロセダカカスミカメは、過去にも投稿済みだが、今回の方が遥かに特徴を捉えた写真が撮れたと思ったので、再投稿するに至った。

コアカソカスミカメ Apolygus pallens (Yasunaga, 1992)

1週間ちょっと前に、我家の外灯下に来ていたカメムシの一種である。

大きさは、体長5ミリぐらいだったんじゃないであろうか。

なんかしらのカメムシの幼齢なのか、それともこれで成体なのかも分からずに、迷宮入りしそうになっていたが、なんとか種名にたどり着く事ができた。

種名は、コアカソカスミカメ。

種名にコアカソと付くので、コアカソアカソに付くカメムシなんだと思われるが、近隣にメヤブマオヤブマオ)なのかアカソなのか微妙な植物は生えていなくはない。

このカメムシの分布に関しては、殆ど情報はなかったが、我が家にも居て、他に九州の方が紹介しているサイトでも見かけたので、本州、四国、九州辺りにはいるカメムシなんだとは思われる。

ただ、情報自体が、殆ど出回っていないカスミカメでもある