クヌギトビカスミカメ Psallus bagjonicus (Josifov, 1983)

最近、近隣で見かけて写真に撮っていた極小のカメムシである。

正直、肉眼では、石粒にしか見えないかもしれない。

大きさは、体長2.5ミリぐらい。

あまりの小ささに、カスミカメムシ科ぐらいしか当たる科がなかったが、そのカスミカメムシ科の中でも、チビカスミカメ亜科という亜科に属するクヌギトビカスミカメと判明。

類似種が幾つかいるが、触角基節の濃い色や、脚の縞々感は、クヌギトビカスミカメで、正解なのかなと思う。

生息分布の方は、国内は、本州以南……九州まで。海外の生息分布は、知られていないのではないだろうか。

ケブカカスミカメ Tinginotum perlatum (Linnavuori, 1961)2nd

先ほど、我家の外灯下を覗きに行ったら、この極小のカメムシが沢山来ていた。

大きさは、体長で3ミリぐらいしかないのではないであろうか?一般的に、このカスミカメの平均サイズとして言われている5ミリ強もないように感じるのだが……。

種名は、ケブカカスミカメ。2年前の4月5日にも、投稿済みの種であるが、今回は種名の謂れとも言える毛深の特徴が見て取れる写真が取れたと思う。

一応、食性の方は、針葉樹を吸汁するとの事である。

生息分布の方は、国内は、本州以南……九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の生息分布は、韓国と台湾からの報告が上がっているようである。

さて、気になるのは、本日、この小さなカメムシは、どこから飛来したのであろうかということである。越冬していた個体群なのであろうか。羽化したばかりの個体群なのであろうか。3月から10月ぐらいまで見ることが出来るカスミカメのようである。

また、本日は久しぶりの本格的な雨である。この天気も、本日のこのケブカカスミカメの飛来と関係しているのか、来年の同じような条件になる日が来るのを、今から楽しみにしておきたい。

オオクロセダカカスミカメ Proboscidocoris varicornis (Jakovlev, 1904)

昨晩、我家の外灯下に来ていた小さなカメムシの一種である。

先ずは、種名から……オオクロセダカカスミカメだと思われる。

ただ、この種のマックスサイズの体長4.5ミリよりは、正直なところ、もうちょっと大きかった気がする。

ツユクサでよく見かけるとの情報があったが、確かに、このカメムシがいた近くには、ツユクサは生えている。

似た種に、本種より少し小さいヒメセダカカスミカメがいるが、そちらは、本年既に投稿済みなので、ヒメセダカカスミカメについては、そちらをご覧頂きたい。

このオオクロセダカカスミカメの生息分布の方は、国内は、本州以南……九州を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。海外の分布は、韓国には生息しているようである。

このオオクロセダカカスミカメは、過去にも投稿済みだが、今回の方が遥かに特徴を捉えた写真が撮れたと思ったので、再投稿するに至った。