ツノアオカメムシ 福島県 標高1200メートル

この蛾は、近隣近所で見たカメムシではないが、敢えて、近隣近所( 標高5〜標高25メートル)の身近なカメムシ達の比較も込めて投稿してみようと思う。

大きさは、体長18ミリぐらいだったと思う。見つけたのは死骸であったが、こんな標高の高い原生林にもカメムシは居るんだというのが、第一の感想であった。

写真は撮って帰宅したので、早速、種を調べたところ、ツノアオカメムシという種と分かった。山地性のカメムシという情報や、かなり高い山でしか見られないとの情報と、私が見つけた場所の条件とが合致していて、安心した。

このカメムシの食草は、高山に生える樹木は大概行けそうと学んだが、カバノキ科のシラカンバやダケカンバと限定している紹介もあった。

さて、この山地性のツノアオカメムシも、私の持論だと、氷河期で陸地が多く、北海道から九州まで陸続きであった時代には各地に生息しており、その後気温が上昇するに連れて、気温の低いままの山地に取り残されたのかなと想像したい。

ただ、陸続きという点では、現在のアジア大陸とも陸続きの時代があった筈なので、このカメムシの学名にjaponica が付いて、日本にしか居ない日本固有種みたいな存在になった経緯が腑に落ちないので、その辺の経緯も素人推理してみたくも思うようになった。(笑)

エビイロカメムシ 幼虫

最近、近隣で、この何かしらのカメムシの幼虫っぽい昆虫を見かけ写真に撮っていた。

大きさは体長14ミリぐらいだったであろうか。ススキの葉裏に平たい虫が2匹いるのが目に入り、写真を撮ろうと近づいた感じだが、2匹とも、全く逃げようとしなかった。

人間の目にはバレバレなのだが、よほど、ススキの葉裏に擬態するのに自信があったのかもしれない。薄い葉への擬態行動を証明しているのか、このカメムシの幼虫は、とにかく薄っぺらいのは確かである。

さて、近隣のどのカメムシの幼体であろうかと調べ始めたところ、初見のカメムシである事が分かった。 エビイロカメムシというらしい。

習性としては、イネ科植物に付くらしく、ススキが好物との事である。確かに、見つけたのは、ススキの葉裏である。また、大量発生すると、ススキも枯れてしまうと書いてある記事があったが、現場に立ち枯れしたススキが数株あったのは覚えている。ススキ自体、冬になれば枯れるが、春には再度芽生え、今時分には枯れススキを押し除けるように緑に戻っているのが常であるが、その場所には、枯れの勢いが勝っているススキが数株あった。(一瞬、除草剤をかけられたのかと思ったのも本当である。)

沖縄にもいるらしく、イネ科のサトウキビが少し被害に会うこともあるらしい。

ヨツボシカメムシ 幼虫

最近、近隣でこのカメムシの幼虫に出会い、写真に撮っていた。

一体、どのカメムシの幼虫なんだろうと調べてみると、意外にもヨツボシカメムシという私的に未知なるカメムシの幼虫である事が分かった。

クズの葉裏に居たことと、その外見からヨツボシカメムシの幼虫で間違いなさそうだが、ヨツボシカメムシの成虫って、どんな奴だっけと頭を捻ってしまった。

近隣の自然下で見た記憶が出てこない。逆に、このヨツボシカメムシと見間違えそうなカメムシを検索してみたところ、クサギカメムシがヒットして来た。

今後は、クサギカメムシと混同しているケースが無いか含め、今回幼虫がいた辺りのカメムシをちょっと慎重に注意深く見てみようと思う。