ウスキツバメエダシャク 成虫 2

最近、近隣で見かけて写真に撮っていた蛾である。

葉の裏に白い蛾が止まって居るのか、白い翅が少しだけ見えていた。そのはみ出た翅の一部を指で摘めるか試したところ、摘めてしまった。

摘んでみたものの、獲物は思ったより大きくて、羽ばたきが凄かったので、放した瞬間を写真に撮ったものが上の写真である。

大きさは、前翅長4センチ弱はあったと思う。似た種類が、4種類ぐらい存在するが、上の写真の個体は、一番普通種であるウスキツバメエダシャクだと思われる。

幼虫の食草は多岐に渡るようで、広食性の幼虫である。

ハガタキスジアオシャク? 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

光量が少ない場所に止まってしまったので、どうしてもピントが合った写真が撮れなかった。

大きさは、この手のアオシャク亜科の蛾の中では小さい方だと感じた。平均サイズ開張で26ミリ以上はある蛾との事だが、そんなにあったかなぁと、正直記憶を辿る自分が居る。

似たような雰囲気のアオシャク亜科の蛾は、過去に我家の外灯下に複数種が訪れ、投稿済みであるので、既投稿の可能性を確認したが、本種は未投稿であった。

よって、投稿した感じであるが、ベースの色合いはハガタキスジアオシャクのものであり、私の写真でも見て取れる外横線のガタガタギザギザしているところもハガタの名の所以であり当てはまると思う。

あとは、写真には上手く映らなかったが、現場での目視では、所謂マエキの部分が薄黄茶色っぽいなとは、種名を調べる前に感じていた事である。ハガタキスジアオシャクのキスジに繋がらないとも言えないと思う。

よって、少し自信が持てないのも認めるが、上の写真の個体をハガタキスジアオシャクとして投稿させて頂いた。

幼虫の食草は、ブナ科のコナラやクヌギとの事である。

ナガサキヒメシャク? 成虫 2

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、大きめのヒメシャク亜科の蛾達ぐらいだったので、開張で25ミリぐらいだったと思う。

それにしても、ヒメシャクの仲間にしては、見たことのないような薄汚い灰色の蛾だなとの印象を持った。

白色ベースのヒメシャク達だと、種を見分けるのが困難を極める世界だが、灰色ベースのヒメシャクは、意外に少なく、ハイイロヒメシャク、ミスジハイイロヒメシャク、ナガサキヒメシャクが知名度を持っているぐらいであった。

そして、一番似ているのが、ナガサキヒメシャクとなった次第である。このナガサキヒメシャクという蛾は、本来は、日本のもっと南西にいる蛾らしいが、少しづつ北上している可能性は秘めていると思われる。温暖化の影響なのか、元々は暖かい地方でしか生息できなかった昆虫達の北上を、明らかに実体験で感じている昨今、大いにあり得る流れである。

ちなみに、私が上の写真の蛾の特徴として見抜いたのは、触角の付け根や上翅前縁に黄色い色素が見て取れる点である。同じような大きさで白ベースのマエキヒメシャクと同じ特徴である。ネット上に情報や画像は少ないが、ナガサキヒメシャクの画像では、この薄黄色い箇所がある特徴を見て取れる写真が多い。

幼虫の食草は、まだ知られていないようである。

上の写真の個体が、ナガサキヒメシャクではないと気がついた際には、訂正しようと思っている。