ハカワラタケ Trichaptum biforme (Fr.) Ryvarden

最近、近隣の雑木林で、このキノコを見かけて写真に撮っていた。

ただ、急に大きなったわけではなく、数週間前から同じサイズや姿で、その場所にあるのも知っていた。

苔が付着したのか、色が緑になっているが、以下も同じキノコだと思う。

さて、このキノコの特徴だが、写真だと分からないはずだが、思ったより柔らかい。それが原因か分からないが、薄い端の方が下に垂れ下がっていることに繋がっている可能性もあるかもしれない。

そして、裏側の雰囲気も特徴的であった。以下に、それが分かる写真を。

こうした情報を基に調べたところ、タマチョレイタケ科のハカワラタケというキノコであろうとの結論に至った。

最後に、このキノコの生息分布は、アフリカ大陸を除く世界中と表現しても良いような気がする。キノコって、世界中に広がっているものが多い気がする。

 

ヒイロタケ

近隣の雑木林の明るい場所で、この柄の殆どんないサルノコシカケ・タイプのキノコに時々出会う。そして、その自然界の大まかな景色の中に浮き出たビビッドな色あいが、いつも脳裏に焼き付く。

大きくなっても直径10センチぐらいのキノコという事である。

硬くて、食用にはならないが、キノコ染めの染料を作るために使えるらしい。

さて、ヒイロタケを漢字で書くと、緋色茸。遠い昔に使われていた緋色って、どんな色なんだろうと、緋の付く言葉(緋鯉、日の丸)に出会っては、思い巡らして来たが、いまだに、イマイチ掴めていない自分が居る。

理由は、現代人の持つ緋色のイメージが時代と共に、違う言葉(オレンジ、オレンジっぽい、朱色?)に置き換わり、幅を持って来てしまったんだと思う。

ただ、何か感じるのは、昔の人達も色の境界線を厳密に区別・表現するのには苦労したのではと想像する。ただ、同じような被る色合いでも、シチュエーション的に言葉が選ばれていた気もする今日この頃である。

このキノコに緋を選んだ気持ち……共感出来る日本人になりたい。

カワラタケ

キノコ類の投稿は、ほとんどして来ていない気がするが、それなりに写真は溜まってきているので、時々投稿してみようと思う。

先ずは、最近撮った写真から……調べた所、カワラタケというらしい。

上の写真の個体は、黒と白のコントラストであるが、黒のところが茶色であったり、濃緑であったりと、色彩変異には富むようである。また、傘の大きさは、凄く大きなるわけでもない。

硬くて一般的に食用にはされないが、菌糸体に含まれるクレスチンという多糖類は、悪性腫瘍を抑制する効果があるらしい。