モンキキナミシャク 成虫 Idiotephria amelia (Butler, 1878)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長12ミリぐらいであったであろうか。

種名は、モンキキナミシャク。初めての蛾であった。

3月-5月ぐらいに現れる蛾のようで、幼虫の食草はブナ科の樹木の葉である。

国内の生息分布は、北海道から九州まで。海外の生息分布は、朝鮮半島にはいるのが知られている。

アキカバナミシャク 成虫 Eupithecia subfumosa (Inoue, 1965)

最近、近隣で見かけて写真に撮っていた蛾である。

大きさは、前翅長8ミリぐらい。

最初に飛翔している姿を目にしていた時には、その小さなサイズと色合いからヒメシャクの仲間と予想していたが、写真に撮ったものを見て、嘴が尖っていることに気がついた。

こうなって来るとナミシャク亜科を当たった方が正解だろうと思い、ナミシャクの仲間を調べると、11月12月といったタイムリーな時期に現れるアキカバナミシャクという種がいる事を知った。

幼虫の食草は不明とのことである。

生息分布の方は、国内は、本州、四国、九州。海外の分布の方は、一応、日本だけから生息報告しかないようである。

ホソスジナミシャク 成虫  Lobogonodes complicata complicata (Butler, 1879)

昨晩、我家の外灯下に複数匹が来ていた。

初めて見る種のような気がしたが、過去の投稿を確認したら、2年前の4月3日に投稿している事が分かった。

そうすると、今の時期にあらわれた個体群は、2回目の羽化の個体達と思いたい気はする。

ちょっと翅を閉じ気味に止まる習性があるようだが、前翅長は10ミリぐらいの蛾である。

種名は、ホソスジナミシャク。

近似種に、シロホソスジナミシャクがいるが、そちらの方が北方系の匂いを漂わせている。

さて、このホソスジナミシャクの幼虫の食草は、ブドウ科のツタ類のようであるが、差しあたって、我家に飛来してきたホソスジナミシャク達は、ブドウ科のヤブガラシ達で育って来たのではと推測している。

ホソスジナミシャクの生息分布は、国内は、本州から九州の屋久島辺りまで。海外の分布は、台湾での生息も確認されていると思う。