最近、近隣で見かけて写真に撮っていたハナバチである。
静止してくれず、常に飛び回っていたので、どうしてもピントが合わせられなかった。
大きさは、腹部を丸めていることが多いので、推測し難いが、余裕で体長20ミリは超えそうな大きなハチである。
別の角度から写した写真をもう一枚。
沢山の毛深い蜂の中から、本種に行き着く特徴を見出すと、頭部に毛が生えていない事と、脚部腿節の太さであろうか。
こうした点を材料に種を特定すると、おそらく、トラマルハナバチであろうとの結論に至った。
上の写真の個体は、大きさから越冬した雌であることが分かり、それらより小さい雄や働き蜂は、夏以降に現れるようである。
また、マルハナバチの仲間達は、土中に作られたノネズミ達の巣が遺棄されたものを巣として利用しているということも知った。
さて、このトラマルハナバチの生息分布は、国内は、北海道から九州まで。海外は、韓国からの生息報告が上がっており、朝鮮半島には生息しているようであり、ロシア沿海州南部にも生息していると思われる。