シロオニタケ

このキノコは、近隣の雑木林内で時々見かけるキノコである。

抜いて、傘の下が見えるように写した写真を以下に。

名前は、シロオニタケだと思う。似た種に、タマシロオニタケという種もあるようだが、一応、タマシロオニタケの柄の基部は、もっと潰れた感じでカブラ状と表現している方が多かった。上の写真は、カブラ状というよりは棍棒状であるので、私はシロオニタケと断定した。

実際のところ、ネット上の画像は、画像と種名の組み合わせがゴチャゴチャになっている写真が沢山出回っている印象を受けたが、これは、校閲がしっかりされないインターネットの世界ではよくある事である。取り敢えず、見る側が、真実をしっかり見抜く鑑識眼を持つ事が求められている時代である。

さて、キノコと言えば、食用になるのか毒キノコなのかが、興味の対象の一つになるが、このシロオニタケの多くの紹介記事を読んでると、有毒から猛毒まであり、食用にしない方が無難なキノコなのは伝わってくる。

以下に、この写真を撮ったきのこの近くに別の個体もあって、一瞬別種に思えた。ただ、育ち上がっていくと、粒々や幕も剥がれたり、流れ落ちたりして、全然印象が変わるだけで、私は、同じシロオニタケだと読んだ。

傘の下が見える写真を以下に。

シロソウメンタケ

一つ前の前でキノコの投稿をしたので、もう一つキノコの投稿を……。

名前は、シロソウメンタケと言うらしい。

雑木林の下草が刈られ、落ち葉も適度に掃かれてそうな場所に生えていた。キノコっぽくない風貌だが、キノコなんだろうなとの想像は付いた。

食用にもなるが、無味無臭で、殆ど食用にされないとの事である。

ハリガネオチバタケ

今年は、久しぶりに梅雨らしい梅雨を経験していると実感するが、湿度も高いのかキノコの発生も、例年より目に付く。

様々なキノコに出会うのだが、なかなか種を確実に断言できるまでの個性的なキノコばかりではない。

そんな状況下で、以下のキノコは、特徴的であった。

傘の大きさは、直径で15ミリないぐらいであろうか。そして、一番の特徴は、細い針金のような軸であろうか。実際の軸の触感も、金属的硬さまでは行かないが、細さの割には強度のある構造になっている。

名前は、調べた所、ハリガネオチバタケという種がヒットしてきた。しかし、程なく、ハナオチバタケという殆ど同じ姿のキノコの写真にも多数出会う事になった。

同種の名前違いの可能性を、先ず考えたが、違う種だと結論づけている人達も複数いらした。その根拠の一つは、傘の裏のヒダの数にあり、ハリガネオチバタケは13本であり、ハナオチバタケは、マックス19本ぐらいあるという事である。

ここで、私も、再度、その場所を訪れた時に、一本もぎって、傘の裏のヒダを数えてみたところ、12本か13本であった。

こうなると、上の写真のキノコを、ハリガネオチバタケと紹介したくなった。