コナギ

昨年から近隣のある田んぼに、このホテイアオイを小さくしたような植物が生えていて気になっていた。花が咲いたら、写真に撮って調べてみようと思っていたが、中々、花期と当たらないでいた。

最近、その植物を見てみると、開花してるとは言えないが、青い蕾のようなものが見て取れたので、写真に撮って調べてみた。

コナギという植物であることが分かった。似た植物には、ミズアオイがあるが、大きさや花茎の長さ等が、全然違うようである。私のコナギに対する印象は、弱々しいホテイアオイみたいな感じであった。

田んぼ内の端には、田んぼによって、また地区によって、色々な植物(雑草)が生えているが、オモダカなんかは、どの田んぼでも見れるが、コナギは、そんなに見たことがない気がする。

ヤダケ 標高650メートル付近

もうかれこれ3週間ほど経つが、家族4人で近隣の山に登山に出かけたことがあった。

登山なんかするのはいつぶりだろう?ちょっと思い出せないぐらい昔のことなのかもしれない。

標高50メートル辺りから歩き始めて、頂上の709メートルまでの間に、どんな植生の変化や昆虫層が広がっているのか、ワクワクする気持ちでいっぱいで出かけた。

昆虫を始めとした動物の類には、それほど出会えなかったが、満足の行くだけの植物には出会える事ができた。

では、登山中に出会った個人的に気になる植物を紹介していこうと思う。

下山ルートで、頂上直下の標高650メートル付近にだけ生えていた。

我家の近所近隣にあちこちに生えているこの手の小さい竹(厳密には笹らしい)が、メダケという種類であると最近確認したが、この少し標高の高い場所に現れた同じような雰囲気の竹は何というのであろうと凄く興味を持った。

まさか、此処にもメダケ進出かと、その路線も視野に眺めたが、この竹は、ヤダケという竹だとの結論に直ぐに至った。

メダケを調べた時に、似た種にヤダケという種類があり、ヤダケの特長として、節間がメダケより長く30センチぐらいある(メダケの節間は22-3センチぐらい)のと、節から出る枝が一本だけという特徴があるのを、学んでいたからである。メダケの場合は、何本も出て、ちょっとモッさい感じになる。

庭園とかに、サラサラっと植樹するなら、私はヤダケを選ぶ。メダケは、完璧過ぎる目隠しには使えると思うが、葉が茂り過ぎて野性味が出過ぎる感がある。

さて、このヤダケは、本来は、関西以西が生息地と書かれた紹介文をネット上で見た。

見落としているだけかもしれないが、近隣近所では、メダケばかりで、ヤダケの群生には出会えていない。そういう意味では、今回、ヤダケと思われる大型の笹を初めて認識できたことを嬉しく思う。

ヤブカンゾウ

数日前にノカンゾウの投稿をしたが、セットの意味合いも込めて、ヤブカンゾウの投稿をする事にする。

さて、近隣では、圧倒的に、一重咲きのノカンゾウよりも、こちらの八重咲きのヤブカンゾウの方が多い。

ノカンゾウの投稿でも書いたが、ヤブカンゾウは、薮というか日陰に適応してて、ノカンゾウは、野原のような日向に適応しているのではとの私的見解だが、先日、日差しを遮るものが何もない日向の用水路脇の農道を車で走った時に、遠目にオレンジの花が固まって咲いているのが視界に入って来たことがあった。ノカンゾウかと楽しみに近づいたところ、近くまで来ると、ノカンゾウではなく、全部ヤブカンゾウだったのである。ヤブカンゾウも、日向に適応していたのである。

まぁ、ただ、近隣では、ヤブカンゾウの方が圧倒的に見かけるのは事実として紹介しても問題ないと思う。そして、少し前までは、ヤブカンゾウだけでノカンゾウは近隣には生えていないのではとの推測を持っていたが、ここに来て、ノカンゾウに出会える水系を見つけたのである。その川沿いのオレンジのカンゾウは、ノカンゾウのみである。

ところで、ヤブカンゾウ(ノカンゾウ?)の魅力の一つとして、鑑賞以外に山菜として美味しく食べれる魅力がある。

我家の庭でも、どんどん増えるヤブカンゾウだが、数年前に掘り起こした新芽を食べてみた事がある。取り敢えず、天ぷらにして食してみたが、野草のえぐみはなく、美味しい野菜の天ぷらといったところであった。

里山に普通に生えているヤブカンゾウ……是非是非、お試しあれ。