アカヒレタビラ

少し前に、ヤリタナゴ発見という投稿をしているが、実際のところ、こちらのアカヒレタビラの方を、少し早く捕まえていた。

投稿がヤリタナゴと前後した理由は、この捕まえた個体が、捕獲直後に弱り過ぎてしまって、とても写真なんか撮る気持ちにはなれなかったからである。

でも、飼育水槽でグングンと回復を見せ、凄い元気に泳ぎ回るようにまでなったので、ネットで掬い、アクリルケースに入れて、撮影した次第である。

このアカヒレタビラのオスも、捕獲直後の5月上旬には、腹部は黒く染まり、全身はもっともっと深みのあるメタリック・ブルーに輝き、誰の目も惹くに違いないような色彩だった。

アカヒレタビラも、私の住む茨城県の2016年発表のレッドデータでは、絶滅危惧IB類に分類されている。

このように美しい在来のタナゴ類が、近所の小川で、当たり前に釣れたり、取れたりする日が戻る事を夢見ているのは、私だけでは無いはず。

そのためには、アカヒレタビラが、産卵に好みそうな小型の淡水2枚貝(イシ貝?)の生息環境を壊さないようにしなければならない。欲を言えば、増やさなければならない。

でも、そんな事気にしている人は、世の中の全人口から見ると、ほんのひと握りなんじゃないのかな。そして、保護には、連鎖や繋がりを、ある程度予見分析出来る知識のある人達が、地元から誕生して行かないと意味が無い気がする。

地元の学校なんかで、在来のタナゴ類と外来のタナゴ類の区別や将来展望、またタナゴの種類によって、産卵に好む淡水2枚貝が違う事等を、理科の授業等で取り上げたりすれば、少し違うんだろうけど……そんな時間を作り出せないのが、多忙な現代人。

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