先週の日曜日、子供達と一緒に庭の草取り。そんな際中に、よく見慣れた雑草の写真を一枚撮っていた。
名前は、オランダミミナグサ。ヨーロッパ原産の外来種で、日本には、1910年代だから大正時代に入ってきたようである。現在では、ほぼ世界中に広まっている模様。
さて、毎年この秋に生まれ夏には死ぬ外来の雑草と付き合っていての印象というと、よく書かれている粘り気って、何処に有るのかなと思う。毎年、かなりの数を素手で抜いたりするが、粘り気を感じた記憶が無い。
また、この雑草で気になるのは、上の写真でも分かるように地表を這う根に凄い小さいメッシュ状の菌糸みたいのが発生しているケースによく出くわすのである。これが根っこの一部なのか、根と共生している菌なのか分からない。
ただかなりの確率で植物の成長で地表が隠れた部分とかには、この菌糸のようなものが蔓延っている気がする。アレロパシーの一種のような気もするし、この地表を覆うメッシュが、この植物の必要とするだけの地表湿度の維持に関与しているようにも思われる。
そして、乾いたところならともかく、この菌糸みたいのが蔓延る場所では、このオランダミミナグサを気持ち良く根から引き抜くのは不可能である。茎の下部が脆く、そこからちぎれてしまうのである。その後、再び、上部が再生してきているかは未確認だが……
最後に、このオランダミミナグサのミミナグサの部分は漢字で書くと耳菜草となるらしく、ネズミの耳に見えるからとか紹介している記事も沢山ある。因みに、私には、耳よりは舌(ベロ)に見える。