コキベリアオゴミムシ

昨日、昼休憩時の散歩中に発見。水田の畦道を歩いていた時に、少し大きめのブロックを見つけ、ひっくり返したところ、その下に居た。

触角や脚を除く体長で2センチぐらい。名前はスジアオゴミムシというみたい………とオリジナルの投稿では、スジアオゴミムシと断定していたのだが、ゴミムシに詳しくなってくるにつれて、この写真のゴミムシがスジアオゴミムシではないことに気が付いた。

理由は、写真を見返すと、明らかに、翅の外周にキベリ(黄縁)が見て取れる。そう考えると、サイズも考慮に入れて、コキベリアオゴミムシが妥当な気がしてきた。

以下は、オリジナルの文章のスジアオゴミムシの部分を、コキベリアオゴミムシに置き換えさせて頂く。

とにかく、必死に動き廻る、そして、止まらないために、ピンボケの写真しか撮れなかった。

最近思うのは、他の方々のブログ等で室内等で綺麗に撮られている昆虫の写真を見ると、撮影の為に殺生したかと変な勘繰りが生じるようになったが、今のところ、私は撮影の為に、虫の命は奪っていない。ただ、昆虫の住処をぶっ壊したりはしている事は認める。

それはさておき、このコキベリアオゴミムシの頭部と前胸部は、金属光沢があり、とても美しく輝いていたのが印象的だった。そして、その光沢は光の角度や加減によって変わるみたいで、頭の方から写すと明るい銅色一色になり、尾の方から写すと、緑の光沢が写るみたいな結果に気付いた。

あとは、勇気を持って何回か指で、逃げ惑うこのコキベリアオゴミムシの進路を変えたのだが、それぐらいでは、この虫が出すであろう匂いを嗅ぎ取ることは出来なかった。

フラサバソウ つくば市中部

最近は、昼休憩の空いた時間に、道端や草むらの植物を観察してる時間が多くなったなと感じるが、こんな植物も目に留まっていた。

オオイヌノフグリの仲間なのであろうとの推測は直ぐに付いたが、ネットで調べたところ、ヨーロッパ原産のフラサバソウという帰化植物である事が判明。

明治の初期には長崎で繁殖している事を、フランス人医師のサバーチェという人が記録に残している。そして、標本を本国の友人である植物学者のフランシェという人に送り、2人はその後、『日本植物目録』という書物をフランスで編纂している。そして、フラサバソウの名前の由来は、このフランシェという人の名とサバーチェという人の名の前半を組み合わせて作られたとの事である。

因みに、私が、この植物を見つけたのは、落葉広葉樹がメインの林内で、夏場には直射日光は届きにくくなる場所である。この辺は、日向で元気なオオイヌノフグリとは違う環境に棲み分けしている気がする。また、オオイヌノフグリと比べると、全然小さい花である。

因みに、今回のフラサバソウを見つけた場所から徒歩で5分程度の林内(夏場には更に暗い印象になる場所)で、毛の量や葉の色等、少し特徴の違う似た植物を見つけたが、こちらも同じフラサバソウかと思われる。

コハコベ

先ほど、ミドリハコベの投稿をしたが、セットの意味合いも含めて、コハコベの投稿もしてみる。

先ずは、コハコベの写真から。

ミドリハコベと比べると、茎が紫色であり、葉の大きさも全然小さい。ミドリハコベの方でも書いたが、花もコハコベの方が若干小さく見える。

見分け方のひとつに、花の雄しべの数を数える方法もあるが、そちらは、ミドリハコベの投稿の方に詳しく書いたので、そちらを参照にして欲しい。

最後に、今回、ハコベ類が見分けられるようになる少し前から、我が家の一画で猛威を奮っている雑草がハコベなのではと感じ始めていたのだが、案の定、このコハコベであった。土壌が合ったり(多肥化)、数が増えてくると、コハコベがギッシリで、アレロパシー効果が強くなるのか、他の雑草が隣に発芽してこなくなるのである。地表に極細の根をはびこさせるやり方だが、オランダミミナグサも似たようなイメージである。ただ、コハコベの勢いの方がエゲツなく半端ない気はする。