里山やちょっとした空き地でよく見かける植物に、以下の植物がある。
葉の大きさや茎の色から、おそらくイヌホオズキであると思う。
おそらくという表現を使ったのには理由があって、熟した実とかが大きく育っていれば、その実の特徴から、これがイヌホオズキであると断言出来たはずである。
という事で、以下に一昨日、家の近所で見かけたイヌホオズキの熟した実がしっかり写っている写真をアップロードしてみる。
上の写真を見ると、熟した黒紫の実が見て取れるが、この実の表面が艶消しなのはイヌホオズキの特徴であり、他の類似種のテリミノイヌホオズキやアメリカイヌホオズキは、実の表面に光沢があるのである。
また茎が紫色になるのもイヌホオズキやテリミノイヌホオズキによく見られる特徴のようである。
ちなみに、イヌホオズキとテリミノイヌホオズキを見分けるには、果実の光沢もあるが、花序が完全に散房状か少しズレているかも識別点になるようである。上の写真を見ると、少しづつズレて交互に花序が出ているのがかろうじて見て取れる。
これらのいくつかの事実を考え合わせると、直前の上の写真のものは、イヌホオズキなのかなと思う。
このイヌホオズキも、世界中に存在するようで、史前帰化植物と認識されている。