ウスグロツヅリガ 成虫

本年10月11日に我家の外灯下で写真に撮っていた蛾の名前が判明したので、投稿する事にする。

名前は、ウスグロツヅリガ。大分時間が過ぎてしまったので、正確なサイズは思い出せないが、体長で15ミリ弱ぐらいだったのではと思う。

この蛾の幼虫は、興味深い習性を持っていて、ミツバチの巣を食べるとのことである。養蜂家からは、スムシと呼ばれ、忌み嫌われているらしい。

ワバチ(和蜂)の巣を食べるとのことだが、ミツバチ以外のハチの巣も食べるのかは、ちょっと調べただけでは分からなかった。

そして、ここで思ったのは、ミツバチの巣なんか辺りにあるのかなという事である。一応、7,8百メートルぐらい離れた場所の空き地にミツバチの巣箱が置いてあるのは見たことがあるが、家の敷地でミツバチが沢山飛んでいるのは見ていない。西洋ミツバチが、チラホラといったぐらいである。

一体、どこのミツバチの巣を食べて育ち上がってきたのか気になるところである。

アメリカミズアブ

本年10月13日に写真に撮っていたハエ(アブ)の仲間の名前が分かったので投稿する事にする。

仕事友達と休憩時間に、クワガタやカブトが集まる樹液の出る木を眺めていた時に目に入った。

本格的に秋到来を感じさせ始める季節の中で、久しぶりに大きめのガッシリしたケバエのようなアブのような昆虫に出会った事に少し違和感を覚えていた。というのも、ケバエの仲間も大型の肉食系のアブの仲間も、春先から初夏までが発生のピークであり、真夏の暑い時期にシオヤアブが活動しているのを最後に、殆ど見かけなくなっていたからである。

ということで、この体長2センチ以上あり、ガッシリ目の体格をしたこのアブのような昆虫は気になったのだが、調べたところ、アメリカミズアブという外来種である事が分かった。

日本への定着は、1950年代との事である。

堆積した生ゴミなんかにも発生するようである。ちなみに、発見場所のすぐ隣は食堂であり、確かに毎日生ゴミは発生するが、かなり厳重な処理移送がされていて、その辺から発生しているとは思えない。

このアメリカミズアブを調べていて興味が惹かれたのは、その生ゴミに発生して、生ゴミの処理に役立つという習性を利用して、世界中で、アメリカミズアブの幼虫の大量飼育がビジネスとして成り立っているケースが多々あるという事実である。

大きく育った幼虫は、家禽の餌や養殖魚の餌として、活きた状態でも乾燥させられた状態でも、需要があるとの事である。栄養価のバランスも良いと書いてあった。

ただ杜撰な管理や見通しで、このアメリカミズアブを導入したら、アメリカミズアブの大発生みたいな状況も予想出来るし、しっかりした環境変化への配慮や責任感のある企業だけにさせておいた方が良いというのが私の持論である。

チャバネヒメカゲロウ?

寒くなり、めっきり昆虫の数も減り、観察が遠のいていたが、一昨日の月曜日に、久しぶりに家の外灯下に集まる昆虫達を見に行ったら、このとても小さなカゲロウの仲間と思しき昆虫も目に止まった。

大きさは、体長で1センチ無かったと思う。カゲロウの仲間では、かなり小さめだと感じていた。

そして、茶色っぽい体色とその小型のサイズを考慮に入れた時、ヒメカゲロウ科という科に行き着いた。ヒメカゲロウ科には、ざっと9種類の仲間が存在するとのネット上の情報を元に調べたところ、チャバネヒメカゲロウという種が一番似ている気がするとの結論に至った。

このチャバネヒメカゲロウも、幼虫は、アブラムシの類を食べてくれる益虫である。

さて、このカゲロウの仲間のうちクサカゲロウ達の卵は、独特の形状(優曇華-ウドンゲと呼ばれる)をして葉裏や屋外の建物の天井部分にぶら下がっているのはよく見かける。少なくとも、私の家では、昆虫の写真を撮ってる時には気が付かないが、写真を見返していて、その同じ写真にカゲロウ類の仲間の卵が偶然に写っているのに気がつく事が時々ある。