最近、近隣で、この蛾を見かけて写真に撮っていた。
少し前に近隣で沢山見かけたウスチャヤガかとスルーしそうになったが、まぁ、一応写真は撮っておくかといった感じのスタートであった。
大きさは前翅長で22ミリぐらい。なんか、ウスチャヤガとは違うと感じ、調べたところ、オオバコヤガではないかなと思うに至った。
紛らわしい種に、コウスチャヤガが居るが、コウスチャヤガもオオバコヤガも、薄茶色をしているのが雄の特徴で、雌はもっと濃い色をしているとのことである。それから考えると、上の写真の個体は雄であることが分かるが、続いて、コウスチャヤガの雄の触角は櫛髭状で、オオバコヤガの雄の触角は糸棒状との事である。
以上を考えると、上の写真の個体は、ハッキリと櫛髭状の触角は見てとれない事と色合いから、オオバコヤガの雄なのかなと考えたい。
さて、オオバコヤガの幼虫の食草として、スイバやギシギシの類に、イヌタデやオカトラノオやアキノウナギツカミ等が挙げられていたが、一応、この蛾がいた辺りには、それらの全てはある。
種名にオオバコと入っているが、各種紹介文の情報には、オオバコの記載は見つけられなかった。ちなみに、オオバコも、沢山生えている場所である。