アカヒゲドクガ 成虫

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

随分と立派な大きさの蛾が来てくれたもんだと思い、すかさず写真に撮ったのであるが、正確なサイズは、前翅長で3センチといったところだろうか。

上翅の後端の切れ込み角度が微妙だが、この出立ちと大きさで思い出すのは、シャチホコガの仲間である。片っ端からシャチホコガの仲間を当たるが、該当種を見つけれず、次に前脚のフサフサ感から、ドクガの仲間を疑ってみた。そして、こんな大きなドクガの仲間が居るであろうかと半信半疑で、ドクガ科を当たると、該当する蛾がいたのである。

種名は、アカヒゲドクガ。写真では見えないが、赤(オレンジ)色の櫛髭状の触角が、収納されているものと思われる。

上翅の紋様の方は、変異に富んでいるようで、色々なパターンがあるみたいである。

幼虫の食草は、ブナ科のクヌギ、コナラ、クリ等との事であるが、幼虫の容姿の方は、ネット上の画像を見る限り、ドクガ科の幼虫の中でも、おどろおどろしい方だと感じた。今のところ、自然下で本物の幼虫を見たことはない。

ヒメノコメエダシャク 幼虫

最近、この蛾の幼虫が目の前に見えない糸を垂らして落ちて来たことがあった。

すかさず捕まえて写真に撮った。

シャクガの幼虫である事は分かるが、調べたところ、ヒメノコメエダシャクという晩秋に現れる蛾の幼虫と分かった。

ちなみに、この幼虫が落ちてきた木は、梅かアンズであるのは間違いない。

直ぐに、ヒメノコメエダシャクの成虫の姿を調べてみて、今まで一度も見たことない蛾である事を確認した。過去に晩秋の寒さの中で、この蛾に出会っていたとしたら、忘れはしないと思う。

さて、このヒメノコメエダシャクのライフサイクルが気になり始めた。今から晩秋まで、どういう形態で過ごすのであろう。真夏の炎天下の中を蛹で過ごしそうな気がするが、この蛾の生息域には、国外ではシベリアという記載も目にした。

ちょっと、今後のお楽しみだが、寒いところにも生息している蛾と、成虫の発生時期の因果関係がないか気になり始めた。その辺りも意識しながら、今後は、蛾達を眺めてみようと思う。

シロジマエダシャク 幼虫

最近、この蛾の幼虫を見かけて写真に撮っていた。

正直、ビビッドな配色に魅入ってしまう。

シャクガの幼虫なのは明らかなので、その路線で調べると、直ぐに、シロジマエダシャクの幼虫と判明。

早速、シロジマエダシャクの成虫って、どんな容姿だったのであろうと確認して見ると、頷けた。これからの季節に、同じ森で見かけることのできる豹紋紋様の中大型のシャクガであったからである。

幼虫の食草は、モチノキ科の植物と言われているが、それも確証することが出来た。この蛾の幼虫がいたのは、モチノキ科のトウネズミモチであった。(と言いたいところだが、再度確認したところ、食していたかは別にして、付いていた木は、クスノキ科のクスノキであった。数メートル側には、トウネズミモチは、確かにはある。)

最後に、違う角度からの幼虫の写真を……。