マダラニジュウシトリバ 成虫

この蛾は、ちょうど1週間ぐらい前に、我家の外灯下に来ていた蛾である。

開張で13ミリぐらいのとても小さな蛾である。

初めて出会う蛾ではなく、昨年の7月にも同じ種と思われる蛾の投稿をしている。その時には、ニジュウシトリバという種名で投稿していたのを、先ほど確認した。

今回は、スマホのカメラが変わったせいもあり、結構、細部の特徴を捉えてくれたなと思う。この蛾の翅脈と翅脈の間はくっ付いて居ないらしいのだが、上の写真でもなんとなく、そんな雰囲気が掴める気がする。

幼虫の食草は、スイカズラ科のスイカズラとの事であるが、近隣には、沢山生えている蔦植物である。

キハラゴマダラヒトリ 変異に富む翅の紋様 Spilosoma lubricipeda

さてさて、4月になり気温が緩み始めるのと同時に、少しづつ蛾の活動も見られるようになってきたが、よく蛾の観察に立ち寄る場所に、明らかにヒトリガの仲間と思える蛾が複数集まっていた日があった。

一見、翅の色合いや紋様が変異に富んでおり、翅の紋様からは同一種には見えない印象を抱いたが、今回は、片っ端から捕まえて手に取っては、前脚の色や腹部上面の色合いを確認してみる事にした。

この作業をした理由は、これらの蛾が、キハラゴマダラヒトリなのかアカハラゴマダラヒトリなのか、突き止めたかったのが第一の理由であり、他にも腹部や脚の色合いから種を特定する手掛かりを見つけるとの試みもあった。

作業の結果、翅の紋様に関わらず、腹部上面は、山吹色をしており、その場にいたヒトリガ達は、所謂、全てがキハラゴマダラヒトリに当てはまるのかなとの結論に至った。

以下に、キハラゴマダラヒトリと同定した個体達の上翅の変異を見れる写真をアップロードして行こうと思う。

黒点が多く目立つ個体
黒点は小さく目立たず、黄色味がかった個体。
水死していた個体で、こちらも黒点は、殆ど目立たない。拡大しているから、黒点が見て取れるが、現場での目視では、単に白い蛾の印象。

以下は、腹部の色の参考に、横からのショットを載せるが、どの個体も腹部は同じ色合いであった。

以上のような事から、この時期に同じ場所に一斉に出現している蛾は、キハラゴマダラヒトリであろうとの結論に至った。

同時に、腹部の色が違うだけで、とてもよく似た習性のアカハラゴマダラヒトリとの関係性が気になった。2種は別種なのかとか、どういう棲み分けになっているのであろうとの好奇心が芽生えてきた。

とにかく掴んだのは、春一番に現れているのは、キハラゴマダラヒトリの方であるということである。

また、今回見かけたキハラゴマダラヒトリの大きさにバラツキがあった事も感じたが、これが雌雄の違いから来ているのか、雌雄によって紋様に違いがあるのか等を、今後観察していきたい。

次回の観察は、1年後に同じ場所になるのかな。

タマキクラゲ

雑木林で、このキノコに出会うことは多い。

名前は、タマキクラゲ。

一応、食用になるらしいことは知っているのだが、あまりによく出会うためか、次の機会に食してみようと先延ばしにして今日に至る。

そのうち味見してみようと思う。