オオヨツボシゴミムシ

最近、少し時間があった時に、近隣の雑木林を散策した。切り倒された大木の切り株を少し穿ってみたら、この初見のゴミムシが飛び出して来た。

大きさは、体長2センチ弱ぐらいあり、黒地に黄色の紋様のコントラストが美しく、凄いクールなゴミムシに出会ってしまったと、1人感動を抑える自分がいた。

調べたところ、名前は、オオヨツボシゴミムシと分かった。ヨツボシゴミムシという種もいるが、紋様の色が、もっとオレンジがかっていて、紋様も筋ごとに段差があるわけではなく、断然、このオオヨツボシゴミムシの方が、お洒落な感じである。

ネット上の記事では、大き目の川の河川敷等で見つけている投稿が多かったが、私が見つけた場所は、川と呼べそうなものからは、少し遠い場所であった。

ちなみに、ヨツボシゴミムシとは、まだ出会っていないが、ヨツボシクビナガゴミムシという類似種とは、近隣の小川近くの湿地で、昨年出会ってはいる。

一応、群馬県と東京都が、本種を絶滅危惧Ⅰ類に、埼玉県、神奈川県、三重県、大阪府の4府県が絶滅危惧Ⅱ類に、徳島県と高知県が、準絶滅危惧種に指定している。

ウロコアシナガグモ 雌

数日前に、家の直ぐ側で見かけて写真に撮っていた。

この日は、懐中電灯を持って出掛けていなかったので、街灯とスマホカメラの性能頼みの撮影になったが、なんとか種名に結びつく特徴を捉えることが出来たかなと思うので投稿してみる。

大きさは、脚部を除く体長で、4ミリぐらいのとても小さいクモであった。

撮影後直ぐに投稿しなかった理由は、何かしらの蜘蛛の幼体だと思い、幼体から成体になるにつれて外見の雰囲気を変化させることが多いクモの世界では、種名を特定する事が難しいと感じたからである。

しかし、このサイズでこの雰囲気で、ウロコアシナガグモという種が存在する事を知り、投稿に至った訳である。

上の写真の個体は、雌であると思われる。雄の方は、腹部がもうちょっと細っそりとしており、赤い紋様も混じるようである。

アカヒゲドクガ 成虫

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

随分と立派な大きさの蛾が来てくれたもんだと思い、すかさず写真に撮ったのであるが、正確なサイズは、前翅長で3センチといったところだろうか。

上翅の後端の切れ込み角度が微妙だが、この出立ちと大きさで思い出すのは、シャチホコガの仲間である。片っ端からシャチホコガの仲間を当たるが、該当種を見つけれず、次に前脚のフサフサ感から、ドクガの仲間を疑ってみた。そして、こんな大きなドクガの仲間が居るであろうかと半信半疑で、ドクガ科を当たると、該当する蛾がいたのである。

種名は、アカヒゲドクガ。写真では見えないが、赤(オレンジ)色の櫛髭状の触角が、収納されているものと思われる。

上翅の紋様の方は、変異に富んでいるようで、色々なパターンがあるみたいである。

幼虫の食草は、ブナ科のクヌギ、コナラ、クリ等との事であるが、幼虫の容姿の方は、ネット上の画像を見る限り、ドクガ科の幼虫の中でも、おどろおどろしい方だと感じた。今のところ、自然下で本物の幼虫を見たことはない。