昨日、霞ヶ浦の護岸で見かけたハムシの一種である。
大きさは、体長6ミリぐらいだった。
見つけた場所が、大きな湖沼の護岸というか、樹木の根が水中に生えているような場所なので、自ずと生えている樹木も限定され、近くにはヤナギとクルミしかなかった。
形態的特徴としては、触角の先端から6節ぐらいが少し膨らみ色が変わっているところと、横から見た時の腹部に当たるパートの体高が高いのが記憶に残った。
そして、このハムシが居たのが、何かしらのヤナギであったのだが、ヤナギしか生えていないような場所で、ヤナギにいた事から、ヤナギを好むハムシを調べていたら、ヤナギルリハムシという種が浮上して来た。
おそらく、上の写真の個体は、ヤナギルリハムシで合っていると思う。
このヤナギルリハムシの生息分布は、海外は、ヨーロッパには北から南から全土にいて、動物地理学における新北区である北米大陸の東海岸にも濃く生息しており、ヨーロッパと同じ旧北区に入る極東アジアでは、日本、台湾、朝鮮半島、中国の東岸に生息しているのが分かる。