オビアツバ?  Paracolax fascialis (Leech, 1889)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で17ミリぐらいあったと思う。

直ぐに下唇髭の特徴から、ヤガ科クルマアツバ亜科の蛾であることは分かったが、クルマアツバ亜科の蛾にしては大きいなという印象である。それと、上の写真のように、後翅が見えるように静止するのもクルマアツバ亜科の少数派の気がする。同じようなサイズで、同じような止まり方をして、我家の外灯下で見ることが出来るクルマアツバ亜科の蛾には、フジロアツバなんかがいるであろうか。

このオビアツバの幼虫の食草は、針葉樹のヒノキ科の植物ということである。差しあたって、ヒノキやサワラは、家の近所に結構生えている。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州まで。ただ、本州や九州においては、山地性の特徴があるとの情報も読んだ。海外の生息分布は、私が調べる限り、ソースを見つけられなかった。

アシブトハエトリ  Pancorius crassipes (Karsch, 1881)

昨晩、我家の外灯下で見かけたハエトリグモである。

大きめのハエトリグモだなという第一印象であった。

大きさは、ちょうど10ミリぐらいだったと思う。

頭胸部の両サイドの白いラインがはっきりしているのは、アシブトハエトリの雄の特徴のようである。また、雌は、もっと褐色をしているらしい。ゆえに、上の写真の個体は、雄である。

雄を見て、大きいハエトリだなと感じたぐらいなので、雌を見たら、きっと凄い大きなハエトリだと感じるに違いないと思った。

さて、このハエトリグモの生息分布は、本州は関東以南…南西諸島まで。海外は、済州島含む韓国、台湾、中国の東部沿岸部といいたところであろうか。

アトジロサビカミキリPterolophia (Pterolophia) zonata (BATES 1873)

こないだの日曜日に自宅庭の樹木を剪定した時に見かけたカミキリムシである。

確実に付いていた木は、クルミであった。

大きさは、体長10ミリぐらい。

サイズ感が実感出来る写真を以下に。

さて、このアトジロサビカミキリの生息分布の方は、国内は、北海道から九州の屋久島辺りまで。海外の生息分布は、調べてみたが、どうも認識されていない種のような気がした。