シロモンノメイガ 成虫

昨日、昼の休憩時に、近隣の公園を散歩。

それにしても、半端ない暑さである。

ふと公園の一画に、以下の小さな黒い蛾が少し発生している場所を発見。写真に撮ろうと思うのだが、追いかけては葉裏に逃げるの繰り返しで、なかなか写真が撮れる場所に止まってくれない。

昼休憩時という限られた時間だったので、以下のような写真しか撮れなかったことに妥協する。

ただ、写真はボケボケだが、種を特定するのには充分であった。飛び方も少しのんびりとした感じで、緑の草地に黒い蛾の飛翔はとても目立っていた。

そして、着陸した際に垣間見せる黒地に白い小さな斑点の散らばりを持った翅姿が、とてもシックにお洒落に感じた。

直ぐに名前は、シロモンノメイガと分かった。大きさは、開張サイズで最大25ミリと書いてあるページが多かったが、おそらくそんなもんだったんだろうと思う。

幼虫の食草に関しては、殆ど取り上げられたネット上の記事には出会せず、未知と書かれているページもあった。

今回、このシロモンノメイガが飛んでいたエリアは比較的植生に多様性の少ない公園内の草地であった事から、少し観察すれば、幼虫の食草も推理出来るような気はした。

今後、たまに、その公園も訪れてみようかと思った。

ササグモ

数日前に、近隣の草はらで写真に撮っていた蜘蛛である。

基本的に、蜘蛛は種によっては紋様の変異も大きく、種を同定するのに難しさを感じていてスルーすることが多いのだが、この日、この蜘蛛の写真は撮っていた。

そして、意外と簡単に種が判明した。名前は、ササグモというらしい。

また、この写真の個体は、雄である事が分かった。雌の方は、頭部よりも腹部の方が大くて、結果、腹部背側の紋様が目立つ感じである。

この蜘蛛は巣を張らずに、葉の上を歩き廻り、かなりの敏捷な動きで、小昆虫を捉えてくれるようである。

この習性から、農業害虫退治には使えそうな蜘蛛である。実際に、過去に導入した例が、日本にもあるとウキペディアには書かれていた。

今後、この蜘蛛がいる環境下では、どんな小さな生態系が維持されているのか、ちょこちょこ観察していこうと思った。

ビロウドハマキ  成虫

この蛾は、数日前に近隣で見かけ写真に撮っていたものである。

昔から名前は知っており、昨年仕事中に壁に止まっているのを一回だけ見ていた。その際には、虫など全然興味の無い仕事仲間の方が、この蛾の存在に気が付き、「なんかやばいのがいる」みたいに、はしゃいでいたのを覚えている。仕事がひと段落した際に、写真にでも撮ろうと見上げると、既にその場所からは立ち去っていた。

そして、今回は写真に撮ることができた。

名前は、ビロウドハマキ。大きさは、この写真の個体で、体長4センチ弱ぐらいありそうだった。

幼虫の食草は、カエデ、アセビ、アラカシとか、要は何でも食べれそうな雰囲気である。

この蛾の生態として興味深いのは、本来、南方系の蛾であり、昔は千葉県辺りが北限だったみたいである。

しかし、近年、温暖化の影響も伴い、生息域を北へ北へ伸ばし続けている種である。

2020年の現在、茨城県の県南には確実に生息している。一体、何処まで北上しているのであろうか?