キハラゴマダラヒトリ  成虫

先程、仕事の移動中に、地面にヒトリガの仲間の死骸と思われるものを発見。

急いで写真にだけ納めようと、しゃがんでよく見ると、交尾中であり、生体であることも分かった。

大きさは、下の微妙に大きい方が、前翅長が2センチぐらい。

上翅の紋様から判断するだけだと紛らわしい類似種が幾つかいると思うので、今回は、ちょこっと車の鍵で翅をめくって腹部の色を見せてもらった。

すると、黄色と黒色の縞々であった。この黄色い腹部に上のゴマダラの紋様を加味すると、キハラゴマダラヒトリという種類に行き着く気がする。

上の写真をよく見ると、下のちょっと大きい方の触角は糸状で、上に乗っている少し小さい方の触角は、櫛髭状なのが見て取れる。これから考えて、下の少し大きい方が雌で、上の櫛髭状の触角を持ったものが雄と分かる。

スマホのカメラで白い被写体を写すのがとても難しく感じるが、実際の現場での目視だと、上の雄の翅色は微妙にオレンジがかっていた。

さて、このキハラゴマダラヒトリの幼虫……ヒトリガ科の毛むくじゃらの幼虫は、毎年数種類を目撃するのだが、未だにどのヒトリガ科の毛虫が、どの成虫になるのか確証出来ないでいる。

日頃からよく目にする機会の多いヒトリガ科の幼虫……キハラゴマダラヒトリの幼虫は、果たしてどれなんだろう??

アマサギ 

この頭部をオレンジ色にしたサギの一種を眺めるようになって、かれこれ10年以上経つ。

会社の近くの田んぼにいつの間にか飛来し、寒さが厳しくなる前に何処かへと居なくなっている気がする。そして、居なくなったなと気付いた時には、毎年一抹の寂しさを感じさせてくれる鳥である。

昨日、たまたま会社に帰社中に、田んぼに群れているのが目に入り、車中からスマホで撮影してみた。

名前はアマサギ。このサギの名前を教えてくれたのは、今の会社に勤め始めた頃の同僚というか先輩。頭部の薄いオレンジっぽい色を亜麻色っていうと教えてくれた。

この頭部の薄いオレンジ色は、今から亜麻色とは掛け離れるもっとハッキリしたオレンジ色へと変化して行く。

ここで、このアマサギの名の由来と亜麻色を結び付けている投稿やwebサイトをよく目にするが、ここは、少し慎重になった方が良いと思う。アマサギの頭部の色は、亜麻色というよりは飴色に近く、梅雨の長雨の時期に色づきが目立ち始める等から、雨も絡んでいる可能性も否めない。

さて、このアマサギを、何気なく毎年見ていて思うのは、かき混ぜられた田んぼに集まる習性があるという事である。

この写真の田んぼも、周りの田んぼが既に稲が青々と成長し始めている中、季節外れに代掻きがされ急に水が張られた田んぼである。同じように5月や秋口に水が無い田んぼを耕運機が混ぜている時も、その後ろに必ずいるのがアマサギである。そういう意味では、耕運機や耕運機を運転している人間のことなんかは、信頼しきっているというか見切っている。

このアマサギの外見的特徴としては、よく観察しない気付かないと思うが、形が似ている他のサギ達と比べると、首が短く太い気がする。

そして、このサギが見れる環境はラッキーだと思う。毎年、毎年、決まったエリアの田んぼにしか飛来せず、近隣の田んぼに飛び火していったり、ここ以外の他の田んぼで見かけたことはない。(一回だけ、家の近所の通勤路から見える田んぼで1匹見かけて期待したが、その後何千回とその場所を車で通っているが、2度と出会ったことはない。)

そうやって考えると、そのアマサギの訪れる田んぼの農家とこのアマサギの先祖達は、いつからの付き合いなんだろうと思いを馳せる事がたまにある。その昔は、一体どんな田園風景だったのであろうと目を閉じて思い描く自分が居る。

さて、このアマサギは、8月になり稲の収穫までの、田んぼが稲で溢れかえっている時期は、田んぼから姿を消す。理由は、田んぼに降り立てれるようなスペースがなくなるからだと思う。この時期は、少し遠出するのか、普段見かけないようなエリアで、山林とかが伐採されると、そこに現れたりしている。凄い勘というか、情報網だと思う。そして、また稲刈りの終わった田んぼには戻ってくる。

あまり見かけれないだけあって、山形県、栃木県、福岡県等が、準絶滅危惧種に指定している渡りの鷺である。

ドウガネブイブイ  (取手市)

週末に子供のサッカーの試合があるため、利根川の河川敷の公園に子供を送迎する機会があった。出発時に家から目的地までの距離は、18,4キロメートルと表示されていた。

結構距離が有るし、所要時間は40分弱かかってしまった。現地では、少し昆虫観察してみたが、こんなコガネムシの仲間が居た。

我が家の周りでよく見かける定番中の定番のアオドウガネ(ドウガネ繋がりで)と比べると、明らかに緑色の雰囲気が弱いのと、サイズが大き目なのと、頭部の現れ方等から、アオドウガネでは無いと直ぐに分かるが、同時に、これがドウガネブイブイという種類でしょうとも予想が付いた。

おそらく、ドウガネブイブイで合っていると思う。

成虫は、各種、植物の葉を食べて、幼虫は土中で植物の根を食べて育つとのことである。

さて、このドウガネブイブイは、私は見かける機会にそれほど恵まれないが、他にもそのように感じておられる方が居る事を少し知った。ウキペディアには、その理由を、本来西日本にいたアオドウガネが、温暖化に伴い北上して来て競合で押されてしまっているとの記載があった。

ただ、不思議なのは、アオドウガネでもドウガネブイブイも、食べ切れないぐらいの雑草が身近に幾らでもあるだろうとの見解を私は抱く。本来のドウガネブイブイの生息域に、アオドウガネが進入して来た時に、一体どういう現象(どうやって、ドウガネブイブイが数を減らしていくのか)が進行しているのか知りたいものである。

最後に、ドウガネブイブイ(銅銀ブイブイ)のブイブイの部分の意味を考える時に、これといった説を見つけられなかったが、世の中には、「ブイブイ言わす」といった言葉もある。

ブイブイ言わす→勢いがある等のニュアンスを考えると、昔は沢山ガンガン生息していたところから来ているとも思いたくなる。