クルミシントメキバガ 成虫 Thiotricha trapezoidella (Caradja, 1920)

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長8ミリぐらいであったであろうか。

上の写真のように、翅端が外向きに特徴的な形状になっている蛾達は、確かキバガ科カザリキバガ亜科の蛾であるとの知識は付いていたので、その路線で調べてみたところ、クルミシントメキバガと判明。

名前に含まれているように、幼虫は、クルミの新芽を食べるようである。ゆえに、クルミを栽培している地域では、害虫として捉えられていたりもする。

我家の庭には、クルミは生えているが、近所では、小川沿いに自然発芽したようなクルミしか見かけないので、もしかしたら、我家のクルミ育ちの可能性もある。ちょっと直ぐには名前が出てこないが、他にもクルミ育ちの数種の蛾が今年は我家の外灯下に飛来したのは覚えている。

さて、このクルミシントメガの生息分布は、国内は、北海道から九州近海まで。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。

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2022年10月19日追記

昨晩、我家の外灯下で、再度見かけて写真に撮っていたので、その写真を貼り付けておく。

セジロチビキバガ? 成虫 Evippe syrictis (Meyrick, 1936)

1週間ぐらい前に、我家の外灯下に来ていた蛾である。

大きさは、体長6ミリぐらいだったと思うのだが……。

この蛾の写真を見た時に、頭部の左側に、所謂キバガの仲間の証である牙のようなものが見て取れるのには気が付いていた。ただ、キバガの仲間を当たるが、該当種を見つけられないでいた。

しかし、とうとう、この蛾と同じ姿の蛾を、セジロチビキバガとして紹介している投稿に出会った。そして、そのウェブサイトは、私は信用信頼して時々読ませて頂いてるしっかりとしたものだと感じているので、私も上の蛾をセジロチビキバガとして投稿した次第である。

そして、セジロチビキバガという種名で検索すると、白い斑以外に、上のような色合いのものや、翅の開き具合によっては、上のように見える個体も混ざっている事を確認した。

ただ、何の条件で、斑の色合いに白いのと黄色いのがあるのかを説明している投稿には出会えなかった気がする。

一応、幼虫の食草は、ウメとかモモとかサクラ等であった。所謂、バラ科の樹木である。

ツマモンギンチビキバガ 成虫 Cnaphostola venustalis Omelko, 1984

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、体長8ミリぐらいだったと思う。

ピントをどうしても合わせる事が出来なかった(ピントを合わせる事が出来なかった事を考えると、8ミリより小さかった可能性有り)が、写真を確認したところ、いわゆる牙っぽいものが写っているので、キバガの仲間を当たると、キバガ科カザリキバガ亜科のツマモンギンチビキバガという種に行き着いた。

幼虫の食草は、ブナ科のカシワとのことである。