キベリハネボソノメイガ 雌雄の違い Circobotys aurealis (Leech, 1889)

数日前に、我家の外灯下に、キベリハネボソノメイガの違う特徴を持った2タイプが来ていたので、紹介しようと思う。そして、違う特徴は、雌雄の違いのようである。

先ずは、メスの写真を以下に。

続いて、オスの写真を以下に。

違う角度からの写真をもう一枚。

以上のような感じで、色が濃いのがオスで、色が薄いのがメスと言われている。

雌雄ともに、前翅長17ミリ前後の蛾の印象がある。

幼虫の食草は、未知とも、タケ類とも言われている。

5月6月頃に現れる蛾とのことだが、確かに過去の私の投稿(2020年6月9日投稿……2022年5月20日投稿)を振り返ると、5月と6月に当てはまっている。少し似た雰囲気のキムジノメイガは、夏以降にも現れている気がするので、本当にこのキベリハネボソノメイガが夏以降に出現していないかを、今後観察してゆきたい。

このキベリハネボソノメイガの生息分布は、国内は、本州以南……九州近海の対馬や屋久島辺りまでである。海外の生息分布は、韓国と台湾から、生息報告が多数上がっているようである。

ツマグロシロノメイガ 成虫 Polythlipta liquidalis (Leech, 1889)2nd

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で20ミリぐらいある。ツトガ科のノメイガ亜科の蛾にしては、大きい方だなと思った。

種名は、ツマグロシロノメイガ。過去(昨年7月)に死んだ個体を投稿済みであったが、我家で生体に出会えた事もあり、再投稿している。

幼虫の食草は、モクセイ科のイボタノキとのことであるが、おそらくネズミモチ等の他のモクセイ科の植物も食べれるはずである。

この蛾の生息分布は、国内は、本州以南、九州まで。海外の生息分布は、ちょっと分からなかったが、海外では、Polythlipta Lederer, 1863という属に所属する蛾達は、日本や韓国を北限としながら東南アジアからインド洋沿岸に分布している蛾だと分かる。

ヒメクロミスジノメイガ? 成虫 Omiodes miserus (Butler, 1879).

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長13ミリぐらいあったのではないだろうか。

ちょっと上翅の全容が見え難い場所に、見え難い止まり方をしていたので、肉眼での目視の時は、ウスグロノメイガの仲間かなと思っていた。ただ、なんとか手を伸ばして上翅を真上から写そうと試みていたファインダー越しには、3本の横線が見えていた。(撮った写真より、現場での目視では、3本の横線【三筋】が強調されていた。)

そのような第一印象で、この蛾の名前を調べていくと、ヒメクロミスジノメイガという種なのではと思った。

この蛾の幼虫が何を食べるかは、突き止められていないようである。

生息分布の方は、国内は、本州以南……九州の屋久島辺りまで。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。